【価格/納車時期は?】フェラーリ新型車「SF90スパイダー」日本初披露 1000psのPHEVオープンカー

公開 : 2021.04.02 09:01  更新 : 2021.10.11 09:41

フェラーリSF90スパイダーが日本披露。エンジン/モーターの合計最高出力が1000psのPHEV。そのパフォーマンスをオープンエアで楽しめる史上最強のスパイダーです。

SF90ストラダーレのオープン仕様

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

フェラーリの新たなレンジを担う初のPHEVモデルが、SF90ストラダーレだ。

そのオープン・バージョンとなる「SF90スパイダー」は、2020年11月12日にマラネッロで発表され、早くも日本で披露されることとなった。

フェラーリSF90スパイダー
フェラーリSF90スパイダー    上野和秀

ここであらためてSF90スパイダーを説明すると、SF90ストラダーレをベースに、ルーフをリトラクタブル・ハードトップ化したもの。

オープン化により、車重はベルリネッタのSF90ストラダーレに比べ100kg増の1670kgとなった。トップの開閉は14秒でこなす。

パワートレインはSF90ストラダーレと共通。ミドに積まれる780psの4リッターV8ツインターボエンジンと、3基の電動モーターで構成される。

最高出力はシステム合計で1000psに達し、プレミアム・モデル初のハイブリッド車となったラ フェラーリの963psを上回る。まさにフェラーリ史上最強のスパイダーとなった。

最高速度340km/h、0-100km/h加速2.5秒は、空力を突き詰めた優れたデザインによりSF90ストラダーレと変わらない。

日本価格も判明 デリバリー情報

SF90スパイダーの日本における基本価格は5856万円と発表され、SF90ストラダーレの516万円高となる。

すでに受注を開始しており、気になるデリバリー時期は今年末からを予定しているという。

フェラーリSF90スパイダー
フェラーリSF90スパイダー    上野和秀

またラインオプションとして、より走りを突き詰めた「アセット・フィオラノ・パッケージ(631万4000円)」が、SF90ストラダーレ同様にオーダーできる。

なおSF90スパイダーの詳細については、追って数多くの写真と共に紹介したい。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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