【8年ぶり刷新】新型スバルBRZ 日本でも披露 日本仕様スペック公開

公開 : 2021.04.05 13:00  更新 : 2021.10.27 21:43

新型スバルBRZが日本でも披露されました。スペックは新型トヨタGR 86と共通で、詳細が発表されました。

BRZとGR 86 それぞれの個性

text:Taro Ueno(上野太朗)

スバルは、新型スバルBRZ(日本仕様)を本日2021年4月5日に公開した。

新型スバルBRZも先代と同じく、水平対向エンジンを搭載したFRレイアウトとなった。

新型スバルBRZ
新型スバルBRZ    スバル

2012年に発売した初代モデルは、低重心/軽量/コンパクトの水平対向エンジンを低い位置に搭載。

「世界トップクラスの低重心による優れたハンドリング性能を実現しました」(スバル)

今回のトヨタとスバルによる「GR 86」と「スバルBRZ」共同開発の特徴として、クルマのベースを共有しながらも、それぞれの個性を引き伸ばす異なる走りの味を持たせることに注力した。

新型スバルBRZでは「誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー」を実現したという。

新型スバルBRZ エンジンの特徴

初代モデルから排気量を拡大した、新型2.4L水平対向4気筒エンジンを搭載。

吸排気性能の強化とフリクション低減によって、トルクを15%向上している。

2.4L水平対向4気筒エンジンは235ps/7000rpmと25.5kg-m/3700rpmを発揮する。
2.4L水平対向4気筒エンジンは235ps/7000rpmと25.5kg-m/3700rpmを発揮する。    スバル

「レスポンスも早く、滑らかに高回転まで吹け上がるスポーツカーらしいフィーリングとともに、力強い加速をもたらします」(スバル)

AT搭載車では、「SPORT」モードの制御が進化。クルマがスポーツ走行中と判断した際には、ドライバーの意思や操作に応じて、最適なシフト操作を自動的におこなう。

前部横曲げ剛性/ねじり剛性 大幅向上

スバルグローバルプラットフォームの開発から得たノウハウを取り入れ、さらにインナーフレーム構造や構造用接着剤などの採用によりボディを再構築した。

初代モデルに対しフロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%と大幅に向上。

ルーフ/フード/フロントフェンダーの素材に軽量なアルミを採用している。
ルーフ/フード/フロントフェンダーの素材に軽量なアルミを採用している。    スバル

ステアリング操作への応答性を高め、より軽快な動きを実現するとともに、旋回時のトラクション性能を向上させた。

ルーフ/フード/フロントフェンダーの素材に軽量なアルミを採用。

エンジン出力や安全性の向上に伴う重量増を抑制すると同時に、前後左右重量の適正化やさらなる低重心化を実現した。

18インチアルミホイール装着車には、215/40R18ミシュラン・パイロットスポーツ4タイヤを装備。

新型スバルBRZ 外観の特徴

より低く、よりワイドに設置されたヘキサゴングリルが低重心を主張するとともに、グリルから始まり後方へ連なる芯の通った造形で、体幹の力強さを表現している。

絞り込んだキャビンと張り出したフェンダーのダイナミックな抑揚が、スポーツカーらしい走りへの期待感を高める。

スバルBRZのボディサイド。
スバルBRZのボディサイド。    スバル

サイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方に配したエアアウトレットなど、デザインにアクセントをもたらすだけでなく、スポーツカーとしての性能を最大限に引き出す機能性を持ち合わせた空力アイテムを多数採用している。

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