【斬新なフラッグシップモデル】新型シトロエンC5 X 欧州発表 SUV、セダン、ワゴンの融合
公開 : 2021.04.13 06:25 更新 : 2022.08.31 13:00
シトロエンが新型C5 Xを発表。ブランドの旗艦モデルとして、斬新なデザインコンセプトが採用されています。
セグメントをまたぐ「X」
シトロエンは、市場に「新たな息吹」を吹き込むべく、斬新なフラッグシップモデルC5 Xを発表した。
C5 Xは、SUV、ワゴン、セダンのスタイリングを取り入れたシルエットで、主要なセグメントを複数またいでいる。
英国では来年初頭に発売される予定で、ガソリン車とプラグイン・ハイブリッド車から選択できる。長距離移動での洗練性を重視するとともに、新しい機能やシステムを多数導入している。
シトロエンによると、このモデルの「X」という接尾語は、市場における「お客様のニーズの交差点」という位置づけを意味しているという。SUVの高い車高、ワゴンの広々としたリアキャビン、セダンの「エレガンス」を実現している。
スタイリングの一部(特にLEDヘッドライトのデザイン)は、2016年に発表された先鋭的なコンセプトモデル、Cエクスペリエンスにインスパイアされており、いわゆる「アドバンスト・コンフォート」のデザイン理念を採用している。
スペースと快適性を追求
このモデルは、DSやCXといったシトロエンの歴史的なモデルの「魔法のじゅうたん」のようなドライビングスタイルを再現するために考案された。C5エアクロスに搭載されている油圧式クッションサスペンションを採用し、「あらゆる障害物、くぼみ、縁石、スピードバンプ、道路接続部を克服する」ことを目指した。
プラグイン・ハイブリッド車には、ドライブモード・セレクターが標準装備されており、3種類のサスペンション・セッティングを選択することができる。アドバンスド・コンフォートのデザイン理念は、新しいマットレス・スタイルのシートデザインを採用するキャビンに最も顕著に表れており、スペース、ラグジュアリー性、先進技術に重点を置いている。
12インチのタッチスクリーンには、ボイスコントロール、スマートフォン・ミラーリング、無線アップデート、タブレットスタイルの全く新しいインフォテインメント・システムが搭載され、4つのUSBソケットやフルカラーのヘッドアップ・ディスプレイも標準で備わる。
2785mmのホイールベースを採用したことで、後部座席のスペースが非常に広くなり、545Lのトランク容量を確保。トランクリッドは電動で開閉でき、床面がフラットなため荷物の積み込みが容易とされている。