【デザインだけじゃない】新型ヴェゼルの注目点 3選 車中泊/Wi-Fi/最低地上高
公開 : 2021.04.22 11:33
新型ホンダ・ヴェゼルが正式発表に。ここでは「最低地上高」「車中泊レイアウト」「車内Wi-Fi機能」という3つを掘り下げてみましょう。
ホンダ・ヴェゼル 価格/発売日
ホンダが、フルモデルチェンジした「ヴェゼル」を正式発表し、4月23日に発売すると明らかにした。
すでに、そのエクステリアやインテリアの概要は紹介されていたが、ようやく詳細なスペック・価格が判明したことになる。
先代からスタイリングを一新し、クーペライクな「スリーク&ロングキャビン」を採用。前後に芯を通した水平基調のデザインが特徴的だ。
インテリアも芯の通った「かたまり感」のあるフォルムでSUVの力強さを表現。身体が触れる部位には柔らかな感触・形状のパッドをあしらい、強さと優しさを備えた空間としている。
パワートレインは、1.5L DOHC i-VTECと2モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「e:HEV」と、新開発の1.5L DOHC i-VTEC(ガソリン)の2種をラインナップ。
消費税込みの車両価格は、下記のとおりだ。
e:HEV X(FF/4WD):265万8700円/287万8700円
e:HEV Z(FF/4WD):289万8500円/311万8500円
e:HEVプレイ(FF):329万8900円
G(ガソリンFF/4WD):227万9200円/249万9200円
ここでは、新型の注目しておきたいポイントを、3点ピックアップして紹介していこう。
最低地上高 195mmの車種も
新型ヴェゼルのボディサイズは、全長4330×全幅1790×全高1580〜1590mm、ホイールベースは2610mm。
先代と比べて、グレードによるが全長・全幅はほぼ同じ。全高は、15~25mm低められている。ホイールベースは変わらない。
プロポーションが変わったせいか、一見したところでは先代より大きいように感じるのだが、実際にはほとんど変わっていない。
ライバル車と比較してみると、トヨタC-HRよりは少し短いが、車高は少し高い。
日産キックスよりは、少し長くワイドだが、車高は低い。とはいえ、いずれもほぼ同じくらいのサイズといえる。
注目したいのは「e:HEV Z(FF)」「プレイ(FF)」の195mmという高いロードクリアランス。
先代より10mm高められ、前述のライバルよりは20~50mmほど高い。この数値は、ひとクラス上のSUV、RAV4/ハリアーやエクストレイル(現行型)などに匹敵する。
全高を低めながら最低地上高を上げたため、室内高は従来型より40mm低い1225mm(パノラマルーフ装着車:1240mm)となっているが、それでもC-HRより10mm高い。
スタイル重視のプロポーションとはいえ、高いロードクリアランスでラフロードでの走行性能も確保。新型ヴェゼルは、イメージ重視のクルマではなく、SUVとしての資質もキチンと兼ね備えた証しといえるだろう。