【お得なコンプリートカー】ホンダNバン・キャンパー 次期Nボックスのヒントも?
公開 : 2021.05.04 11:55 更新 : 2021.07.27 14:44
ホンダNバンのキャンピングカーに対面しました。下取り面も含めてコンプリートカーとしてはお得な1台といえます。
ホンダ軽キャン 主流はNバン
キャンピングカーブームに沸く中、2021年4月は首都圏でキャンピングカーショーが相次いで開催された。
まず、2021年4月2日から4日、2月開催予定がコロナ禍で延期になっていた国内最大級のキャンピングカー見本市「ジャパン・キャンピングカーショー」が千葉県幕張メッセで開催された。
筆者(桃田健史)は開催2日目の土曜日に現地を見たが、感染予防をしたうえでもかなりの数の入場者がいた。
場内をじっくり見て回ったが、やはり主力は筆者も日常で活用しているハイエースのバンコンであり、さらに軽キャンパーの需要が確実の伸びているように感じた。
そうした中で、あらためて「やっぱりNボックスはいないな」と思った。
最近のホンダ軽キャンパーといえば、もちろんNバンがベース車となる。
4ナンバーでありながら、カタログモデルとして商用モデル以外にプラス・スタイルファンという設定があり、車中泊、キャンプ、フィッシング、そしてバイクのトランスポーターとして、ライン装着のメーカーオプションとディーラーオプションが豊富に取り揃っている。
こうした商品設定は軽に限らず、日系の全メーカーのモデルラインナップの中では、Nバンが特化している印象がある。
そこには、ホンダという企業ならではの研究開発体制が深く関係している。
ホンダアクセスがNバン開発から関与?
ホンダのクルマづくりは、商品企画やマーケティングを本田技研工業(本社)が主導したうえで、子会社である本田技術研究所に商品の研究開発を発注するかたちをとってきた。
創業者:本田宗一郎氏が作り上げた、ホンダの特長である。
さらに、ホンダの用品開発販売会社であるホンダアクセスによると、Nバンに関しては、車両の初期開発段階から研究所の開発チームの中にホンダアクセスの社員も加わって商品化の協議を進めたという。
そのため、Nバンは数ある日本車の中でも、カスタマイズできる新車として完成度は極めて高い。
その上で、アフターマーケット事業者は、主にポップアップルーフなど、自動車メーカーやホンダ正規ディーラーでは法規対応などが難しい領域で勝算を探っている。
そうしたなかで、珍しいNバンキャンパーに出会った。
神奈川キャンピングカーショー(4月17日から18日:神奈川県相模原市特設屋外会場)にホンダカーズ神奈川中(かながわなか)が出展した「Rakuneru Nバン」だ。
謳い文句は「ホンダディーラーが本気で軽キャンパー、つくりました! 」
また、「安心のホンダ正規ディーラーだからカラーやグレード・オプション自由自在、サポートもおまかせ! 」とある。
実車を詳しく見てみると……。