【レース参加95周年を記念】マセラティ レヴァンテとギブリに特別仕様車設定 上海モーターショー2021
公開 : 2021.04.23 21:45 更新 : 2021.04.24 17:16
マセラティは、モータースポーツデビューから95周年を記念し、ヘリテージスタイルの2台の特別仕様車を発表。
赤と青の特別仕様車
マセラティは上海モーターショー2021で、レースデビュー95周年を記念して、特別仕様車を設定すると発表した。
2021年モデルのギブリとレヴァンテに、モータースポーツの歴史にインスパイアされたヘリテージスタイルの「Fトリブート」パッケージを追加する。
1926年4月25日、マセラティの創業者であるアルフィエリ・マセラティは、「ボンネットにトライデントをあしらった最初のレーシングカー」であるティーポ26を駆り、タルガ・フローリオの1500ccクラスで優勝を果たした。
この勝利は、マセラティの長く歴史あるモータースポーツの道を開くものだった。マセラティは数年の休止期間を経て、新型スーパーカーMC20のレース仕様でモータースポーツに復帰する予定だ。
かつてのレースマシンにオマージュ
赤のロッソ・トリブートと青のアズーロ・トリブートの2色から選べるFトリブート・パッケージは、「マセラティの大胆な精神を呼び起こす」「魅力的」なスタイリングとなっているという。
イエローのブレーキキャリパーとホイールリップは、1954年のF1デビュー時にファン・マニュアル・ファンジオが乗っていた250Fのカラーをイメージしたもので、インテリアのシートステッチにも同様のカラースキームが採用されている。
レヴァンテFトリブートには、グロスブラック仕上げの21インチ「アンテオ」ホイールが、ギブリには同サイズの「ティターノ」ホイールが装着されている。また、それぞれのホイールアーチには特注のブラックバッジが取り付けられ、Cピラーのトライデントロゴは色分けされている。
価格は未定で、日本や欧米での発売についても詳細は不明。この特別仕様車は上海モーターショー2021で公開されたが、マセラティは中国以外の市場で販売されるかどうかについて、まだ言及していない。