【ランクルよりデカいモデルも】日本では売っていないトヨタの大型SUV 6選
公開 : 2021.05.29 05:45
世界ではハイラックスサーフやクルーガーの末裔が販売されています。日本では買えないトヨタSUVを紹介します。
アセアンや北米向けに6つの大型SUVが存在
「クルマは大きな方が格好良い」と思う人は、どこにでも一定数いるもの。
そこで今回は、日本では販売されていないトヨタの大型SUVを紹介する。
トヨタには、日本国内で販売されていないけれど、海外で人気を集める大型SUVを数多く擁している。
アセアン向けではフォーチュナー。北米向けにはハイランダー、4ランナー、セコイアという3つのSUVと、タコマ、タンドラの2つのピックアップトラック(ライトトラック)を販売しているのだ。
まずは、それぞれの寸法をチェックしてみたい。比較として日本国内で販売されるRAV4とランドクルーザーの寸法もあわせて並べてみた。
RAV4(日本仕様):全長4600×全幅1855×全高1685mm
ランドクルーザー(日本仕様):全長4950×全幅1980×全高1880mm
フォーチュナー(タイ仕様):全長4795×全幅1855×全高1835mm
ハイランダー:全長4950×全幅1930×全高1730mm
4ランナー:全長4831×全幅1925×全高1816mm
セコイア:全長5210×全幅2029×全高1956mm
タコマ:全長5392×全幅1910×全高1793mm
タンドラ:全長5814×全幅2029×全高1925mm
(北米仕様はインチ表示のため1インチ=25.4mmで計算。小数点以下は四捨五入)
アセアン地域で人気の高いフォーチュナーは、RAV4よりも大きいがランドクルーザーほどではないというサイズ感。
一方、北米で販売されるモデルはすべてがRAV4以上。そして、ハイランダーと4ランナーはランドクルーザーよりも若干小さいけれど、他の3モデルは、さらに大きく、すべてが全長5mを超える。アメリカならではのサイズ感だろう。
続いては、6モデルのそれぞれの特徴を説明しよう。
クルーガーの末裔も健在
アセアン市場で人気の高いSUVがフォーチュナーだ。
このモデルは、2004年のトヨタのIMVプロジェクトから誕生した。IMVプロジェクトとは、1つのプラットフォームから、3種のピックアップトラック、ミニバン、SUVを生産するというものだ。
ピックアップトラックはハイラックス、ミニバンはイノーバ(イノーバ・キジャン)、SUVはフォーチュナーと名乗る。
ピックアップトラックと同じプラットフォームということで、ラダーフレームを使うエンジン縦置きのFRレイアウトとなるのが特徴だ。
フォーチュナーには2.4Lと2.8Lのディーゼル、2.7Lのガソリン・エンジンなどが搭載されている。現行モデルは2015年のデビューだ。
ハイランダーは、かつて日本でクルーガーの名で販売されたモデルの末裔だ。
日本でのクルーガーの発売は終了したが、北米をはじめ中国やオーストラリア、ロシアなどの海外市場ではハイランダーの名で販売が継続されており、2019年の時点で累計385万台以上が販売されている。
最新モデルの誕生は2019年。レクサスESやRAV4と同じGA-Kプラットフォームを使う。
つまり、エンジン横置きのFFプラットフォームという、乗用車的な成り立ちのSUVだ。3.5LのV6ガソリン・エンジンと2.5Lのハイブリッドが用意されている。