【傾向と対策】F1世界選手権 全23コース紹介 バーレーンからアブダビまで
公開 : 2021.05.09 18:05 更新 : 2021.07.12 18:31
元F1ドライバーの協力を得て、2021年シーズンの23戦が行われる全サーキットの特徴を紹介します。
もくじ
ー英国の人気解説者が全コースを紹介
ー第1戦:サヒール バーレーンGP(3月29日)
ー第2戦:イモラ エミリア・ロマーニャGP(4月18日)
ー第3戦:ポルティマオ ポルトガルGP(5月2日)
ー第4戦:カタルーニャ スペインGP(5月9日)
ー第5戦:モンテカルロ モナコGP(5月23日)
ー第6戦:バクー アゼルバイジャンGP(6月6日)
ー第7戦:モントリオール カナダGP(中止)
ー第7戦:ポール・リカール フランスGP(6月20日)
ー第8戦:レッドブル・リンク シュタイアーマルクGP(6月27日)
ー第9戦:レッドブル・リンク オーストリアGP(7月4日)
ー第10戦:シルバーストン イギリスGP(7月18日)
ー第11戦:ハンガロリンク ハンガリーGP(8月1日)
ー第12戦:スパ・フランコルシャン ベルギーGP(8月29日)
ー第13戦:ザントフォールト オランダGP(9月5日)
ー第14戦:モンツァ イタリアGP(9月12日)
ー第15戦:ソチ ロシアGP(9月26日)
ー第16戦:シンガポール シンガポールGP(中止)
ー第16戦:イスタンブール トルコGP(10月3日)
ー第17戦:鈴鹿 日本GP(10月10日)
ー第18戦:オースティン アメリカGP(10月25日)
ー第19戦:メキシコシティ メキシコGP(11月1日)
ー第20戦:インテルラゴス ブラジルGP(11月8日)
ー第21戦:メルボルン オーストラリアGP (11月21日)
ー第22戦:ジェッダ サウジアラビアGP(12月6日)
ー第23戦:ヤス・マリーナ アブダビGP(12月12日)
英国の人気解説者が全コースを紹介
3月28日のバーレーンでの開幕戦から12月12日のアブダビでのフィナーレまで、F1は2021年シーズンに23レースを行う予定だ。
春、夏、秋のほとんどの期間(8月に短い休息がある)にわたり、くまなくレースが繰り広げられるわけで、画面の反対側で応援している多くの観客にとっては嬉しいことだが、懸命に働くチームにとっては過酷なスケジュールとなる。
英国でF1の報道のために作られたテレビ番組、スカイ・スポーツF1のトップ解説者であり、元F1ドライバーでもあるカルン・チャンドックは、各サーキットの特徴、セットアップのヒント、ベストなオーバーテイクスポット、ラップタイムを縮めるために重要なコーナー、そして最も難しい部分について詳しい情報を提供してくれた。
すでに第3戦のポルトガルGPまで終了しているが、それも含めて全23のサーキットを紹介する。
第1戦:サヒール バーレーンGP(3月29日)
特徴
レースに向いていて、オーバーテイクの機会が多く、ブレーキの安定性とトラクションが大きく重視されます。エンジンパワーが大いに役立つコースです。
セットアップ戦略
ブレーキングの信頼性、そしてトラクションに優れたセッティングが必要です。特にこのレースではタイヤの摩耗が激しくなります。
ベストなオーバーテイクスポット
第1コーナーはもちろんですが、最近では第4コーナーでも、出口でスイッチバックができると素晴らしい動きが見られます。
ラップタイムに重要なコーナー
第1コーナーと第2コーナーです。
難しいゾーン
第10コーナーは時間を大きくロスするので、本当に重要なゾーンです。
最多勝利
セバスチャン・ベッテル:4回(2012年、2013年、2017年、2018年)、ルイス・ハミルトン:4回(2014年、2015年、2019年、2020年)
第2戦:イモラ エミリア・ロマーニャGP(4月18日)
特徴
偉大な歴史を持ち、現代のものよりもずっと狭いコースです。アンジュレーションや見通しの悪いコーナーがあるため、本当の意味で挑戦的です。
セットアップの戦略
フロントエンドでの方向転換がうまくいくものが非常に有利です。
ベストなオーバーテイクスポット
ありません。唯一あるとすれば、第1シケインに入ったところでしょうか。
ラップタイムに重要なコーナー
ラップの最後にあるリバッツァの2つの左コーナーです。1つ目のコーナーはブレーキでオーバーシュートしやすく、2つ目はストレートに向けて上手に抜けることが重要です。
難しいゾーン
サーキットの最上部にあるバリアンテ・アルタのシケイン。
最多勝利
ミハエル・シューマッハ:7回(1994年、1999年、2000年、2002年、2003年、2004年、2006年)