【アリアの兄弟車】新型ルノー・メガーヌEテック・エレクトリック ティザー画像公開
公開 : 2021.05.11 18:05
ルノー初の電動SUVが一部公開。日産アリアとプラットフォームを共有し、今後の鍵を握る重要なモデルです。
従来のメガーヌとは異なるモデル
ルノーは、来年発売予定の同社初の電動SUV、メガーヌEテック・エレクトリックの新しいティーザー画像を公開した。
ルノーは昨年、このモデルのコンセプトを発表し、ルカ・デ・メオCEOは「市販車の95%がこのような外観になる」としていた。このコンセプトカーは「メガーヌeビジョン」と呼ばれていたが、新たなリリースによると、ルノーのすべての電動車両を包括するサブブランドである「Eテック」の名称を使用することになっている。
今回公開されたティーザー画像では、ルノーの新しいロゴも確認できる。インテリアの画像には、縦型のタッチスクリーンとデジタル・インフォメーション・ディスプレイが写っている。
メガーヌEテック・エレクトリックのスタイリングは、既存のメガーヌとは全く異なる。以前、公道でテストしている様子が目撃されており、カモフラージュが施されているものの、細いヘッドライトや大径ホイールの装着も確認された。また、助手席側のAピラーには、充電ポートのカバーが見られた。
サイドから見ると、クロスオーバースタイルのプロポーションが見て取れる。ルカ・デ・メオは発表会で、「古典的なハッチバックをエモーショナルな方法で再発明する」ことを意図していると述べた。
航続距離は450kmか
コンセプトのメガーヌeビジョンは、ルノー・日産・三菱アライアンスの新プラットフォーム「CMF-EV」を採用したEVだ。CMF-EVは、日産アリアにも採用される予定。コンセプトでは、航続距離450kmを実現する60kWhのバッテリーと、前輪を駆動する218psの電気モーターを搭載していた。
アリアと同様に、複数のバッテリーサイズと、ツインモーターの全輪駆動が用意されるだろう。
メガーヌeビジョンは、デ・メオが最近発表したルノー・グループの大規模な変革計画の重要な一部となる。ルノーはEVラインナップを拡大し、収益性の高いCセグメント市場での地位を回復することを目指している。
メガーヌの名称を使用することで、これまでのルノー車とのつながりを持たせており、関連性のない現行の内燃機関搭載のメガーヌと並行して販売される。
生産は、先日発表されたEVハッチバック「5」とともにルノーのドゥエ工場で行われる予定だ。