【強いトヨタ】4月の登録車販売、トップ6独占 ホンダ・ヴェゼル新型の出足は?

公開 : 2021.05.12 06:45  更新 : 2021.05.12 12:40

新車の4月の販売台数レポートです。登録車はトヨタがトップ6を独占。久しぶりに、スズキがトップ10に入りました。新型ヴェゼルの初動は13位という結果に。

ヤリス・シリーズ 10か月間1位

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

2021年4月の新車販売の車名別ランキングが発表された(日本自動車販売協会連合会/全国軽自動車協会連合会の速報値)。

登録車に関しては、定番モデルや新型車を中心に販売台数を伸ばす。

ヤリス・シリーズが今月もトップに。登録車ランキングの10位には、毎月5000台近くを販売している新型ソリオが入った。新型ヴェゼルは、販売開始が4月下旬だったこともあり、まずはトップ10圏外。
ヤリス・シリーズが今月もトップに。登録車ランキングの10位には、毎月5000台近くを販売している新型ソリオが入った。新型ヴェゼルは、販売開始が4月下旬だったこともあり、まずはトップ10圏外。

首位に立ったのはSUVモデルのヤリスクロスの受注が特に好調なトヨタヤリスで、前年同月比97.4%増(1万9974台)を成し遂げて10か月連続での頂点につく。

続く第2位には、昨年9月に商品改良を図るとともに兄弟車のタンクと統合して同138.3%増(1万2161台)を達成したトヨタ・ルーミーが、前月と同順位で位置。

第3位には、4月にアウトドアテイストの「ツーリング・アクティブライド」を限定発売するなどして注目を集めたトヨタ・カローラが、同19.4%増(7976台)を記録して入った。

そして、第4位には同40.9%増(7814台)を販売したトヨタ・ライズが、第5位には同32.0%増(7576台)を成し遂げたトヨタ・アルファードが、第6位には、同364.5%増(7112台)を記録したトヨタ・ハリアーがランクイン。

トップ6をトヨタ車が占める形となる。

一方、前月は第4位と健闘した日産ノートは、今月も同50.8%増(5711台)という好セールスを記録したものの第7位に陥落。

また、昨年12月に新型に切り替わったスズキ・ソリオは、同105.8%増(4966台)を記録して第10位と、トップ10入りを果たした。

話題の新型車の動きを見ていこう。

新型ヴェゼル/改良型パッソ登場

新型に切り替わったホンダヴェゼルは、4月23日に発売日を迎えたばかりだが、前年同月比57.7%増(3716台)を記録して第13位に入る。

4月1日に商品改良を実施したトヨタ・パッソは、同40.8%増(3117台)を成し遂げて第19位に位置。

4月23日に発売されたばかりのホンダ新型ヴェゼルは、13位にランクイン。写真は、発売前の事前受注が1万7000台に達したことを明かした安部典明常務執行役員。通月発売の初月となる5月は、どのような結果になるか注目したい。
4月23日に発売されたばかりのホンダ新型ヴェゼルは、13位にランクイン。写真は、発売前の事前受注が1万7000台に達したことを明かした安部典明常務執行役員。通月発売の初月となる5月は、どのような結果になるか注目したい。    ホンダ

また、昨年11月にマイナーチェンジを行ったホンダ・オデッセイは、同182.4%増の2220台を販売して第22位に。

昨年10月に第2世代に切り替わったスバルレヴォーグは、同761.3%増(1912台)を達成して第24位につく。

タイ工場での生産および日本への輸入を強化する日産キックスは、1721台を売り上げて第27位に。増産体制が進むスズキ・ジムニーシエラは、同158.3%増(1591台)を販売して第29位に入った。

軽のベスト3に動き

軽自動車については、スーパーハイトワゴン3強の一角に、ハイトワゴンが割り込んだ。

軽自動車の首位に立ったのは、昨年12月に商品改良を実施したホンダNボックスで、前年同月比19.2%増(1万6733台)を成し遂げて17か月連続でのトップにつく。

続く第2位には、同68.1%増(1万802台)を記録したスズキ・スペーシアが前月と同順位で位置。

そして第3位には、キャンバスモデルの伸びもあって同41.8%増(9750台)を達成したハイトワゴンのダイハツ・ムーヴが入った。

トップ3常連でスーパーハイトワゴンのダイハツタントは、同14.2%増ながら9471台にとどまって第4位に陥落した。

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