【快適重視の7人乗りSUV】フォルクスワーゲン・ティグアン・オールスペース フェイスリフト発表
公開 : 2021.05.12 18:05
VWティグアンのロングホイールベース版が改良を受け、レベル2の運転支援機能などが新たに採用されました。
レベル2の半自動運転機能搭載
フォルクスワーゲンは、ティグアンのロングホイールベースモデル「オールスペース」の改良新型を欧州で発表した。スタイリングを変更するとともに、安全技術やインフォテインメントを向上させた。
昨年大幅に改良された5人乗りの標準モデルと同様に、7人乗りのオールスペースもフロントエンドのデザインが変更され、イルミネーションを備えたグリルと、新デザインのエンブレムが採用されている。
また、ヘッドライトには新たにLEDのIQライトを装備する。このLEDライトは、トゥアレグで初めて採用されたもので、24個のLEDダイオードで構成されており、走行状況に応じて照射範囲を自動調整することができる。
さらに、運転支援のIQドライブ・トラベル・アシスト・システムが採用され、最高210km/hまでの速度でレベル2の半自動運転機能を実現する。
上級オーディオシステム採用
インテリアでは、ハーマン・カードン(Harman Kardon)と協力して、トップレベルのサウンドシステムを新たに開発したほか、フォルクスワーゲンの最新モデルとして、タッチパネルとスライダーを備えた新しいクライメート・コントロールが搭載されている。
ガソリンエンジンは、前輪を駆動する150psの1.5L 4気筒エンジン、または190psと245psの 2.0L 4気筒(全輪駆動)が引き続き用意されている。また、150psの前輪駆動、および200ps全輪駆動の2.0Lディーゼルも引き続き選択できる。
フォルクスワーゲンは最近、標準のティグアンに320psを発揮するプラグイン・ハイブリッドの「R」仕様を導入し、パフォーマンスモデル拡大を進めているが、7人乗りのオールスペースにはどちらも設定されない。
新型ティグアン・オールスペースの価格は後日発表される予定だが、広報担当者はAUTOCARに対し、欧州では「ほぼ先代と同じ価格になるだろう」と述べたことから、約3万6000ユーロ(475万円)前後になると思われる。