【エクストレイルの兄貴分も】日本で買えない 日産の大型SUV 7選

公開 : 2021.05.24 05:45  更新 : 2021.10.09 23:41

日産は世界中でさまざまなSUV(ピックアップトラック含む)を販売。「タフさ」が売りの7モデルを紹介します。

SUVラインナップに富んだ日産

text:Kenichi Suzuki(鈴木ケンイチ)
editor:Taro Ueno(上野太朗)

クルマは利用される地域の特徴によって変わるもの。

広大な国では、やはり大きなクルマが愛されている。

日産ナバラ
日産ナバラ    日産

そこで今回は、日本では販売されていない日産の大型SUVに注目。どんなモデルがあるのか、どれだけの大きさなのかなどを紹介する。

日産が海外で販売するモデルをチェックすると、日本では販売されていない大型SUVとピックアップトラックが数多く存在することが分かる。

名前を挙げれば「アルマーダ(ARMADA)」、「パトロール(PATROL)」、「パスファインダー(PATHFINDER)」、「タイタン(TITAN)」、「ナバラ(NABARA)」、「フロンティア(FRONTIER)」、「テラ(TERRA)」と7モデルもあるのだ。

ただし、つぶさにチェックしてみると、同モデルの異名や派生モデルがあって、基本となるモデルは、それほど多いわけではない。

まず、フルサイズの「アルマーダ」と「パトロール」の2つのSUVは、名称が異なるけれど、実は同じモデルだ。

さらに同じラダーフレームを使うピックアップトラック版が「タイタン」となる。

「アルマーダ」はアメリカ市場向けの名称で、他地域では主に「パトロール」が使われる。また、「タイタン」はアメリカ市場だけの販売だ。

そしてミッドサイズのピックアップトラックの「ナバラ」と「フロンティア」も基本は同じで仕向けごとに異なる名を名乗るモデル。

そして「テラ」は、それらの派生SUVとなる。

最後の「パスファインダー」は、「テラノ」の海外向けモデルとして誕生するも、途中、「ナバラ」などと同じラダーフレームを採用。

しかし、2012年にデビューした先代から、再びモノコックボディを採用。日本でも販売される「エクストレイル」の上位的SUVとなる。

海外向けならではのフルサイズモデル

「アルマーダ/パトロール」は日産SUVのフラッグシップ的な存在で、価格もアメリカ仕様で5万2900ドル(約637万8000円)~と、日産SUV最高水準となる。

ラダーフレームを使ったボディは全長5306×全幅2029×全高1925mm(アメリカ仕様)と巨大だ。

日産アルマーダ
日産アルマーダ    北米日産

その中に3列シートを収める最大8名乗車。エンジンは5.2LのV8ガソリン。FRモデルと4WDの両方が用意されているのが特徴だ。

「タイタン」は「アルマーダ/パトロール」と同じラダーフレームを使ったフルサイズのピックアップトラック。上位モデルとして「タイタンXD」が用意されている。

その寸法は、上位モデルの「タイタンXD」で、全長6182×全幅2019×全高1981mm。2列シートの4ドアモデルとはいえ全長6m超えは、日本の小型トラックを遥かに超える数値だ。

搭載するエンジンは5.6L V8エンジン。

価格は、エントリーの「タイタン」で3万6650ドル(約439万8000円)~、上位の「タイタンXD」で4万5130ドル(約541万5600円)~。SUVよりも低価格となっている。

(北米仕様はインチ表示のため1インチ=25.4mmで計算。小数点以下は四捨五入)

記事に関わった人々

  • 鈴木ケンイチ

    Kenichi Suzuki

    1966年生まれ。中学時代は自転車、学生時代はオートバイにのめり込み、アルバイトはバイク便。一般誌/音楽誌でライターになった後も、やはり乗り物好きの本性は変わらず、気づけば自動車関連の仕事が中心に。30代はサーキット走行にのめり込み、ワンメイクレースにも参戦。愛車はマツダ・ロードスター。今の趣味はロードバイクと楽器演奏(ベース)。

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