【マイナーチェンジ】ミニ改良新型3ドア、5ドア、コンバーチブル日本発売 価格/JCW/内装を解説
公開 : 2021.05.25 11:04 更新 : 2021.05.26 00:21
ミニ(日本仕様)が、改良新型にモデルチェンジ。フロントグリルが強調され、安全装備も充実。3ドア、5ドア、コンバーチブル、JCWを解説します。
はじめに 改良新型ミニとは
5月25日。BMW日本法人は、MINI(ミニ)の3ドア・ハッチバック、5ドア・ハッチバック、およびコンバーチブルの改良新型を発表し、販売を開始した。
1959年から2000年まで、BMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)~ローバーで生産されていたミニは「オリジナル・ミニ」や「クラシック・ミニ」と呼ばれるのに対し、2001年以降BMW傘下で生産される現在のミニは、「ニュー・ミニ」や「BMWミニ」などと呼ばれているが、そんなミニも現行型は2013年に発表された第3世代となる。
2006年に発表された第2世代では、オリジナルのハッチバックやワゴン版のクラブマンをはじめ、クーペ、ロードスター、コンバーチブル、SUV版のカントリーマン(日本名はクロスオーバー)、ペースマンとバリエーションを豊富に展開したが、現行型の第3世代ではハッチバック(3ドア/5ドア)、クラブマン、コンバーチブル、そしてクロスオーバーに整理された。
今回、変更された3ドア/5ドア/コンバーチブルは、ミニの中ではスモールカー・セグメントに位置づけられるモデルだ。
では、ヨーロッパでは今年1月に発表されていた改良新型ミニについて、概略を紹介していこう。
改良新型ミニ 外観
改良新型ミニのサイズは、以下のとおりだ。3ドアは、全長3865~3880×全幅1725×全高1430mm、ホイールベースは2495mm。
5ドアは、全長4025~4040×全幅1725×全高1445mm、ホイールベースは2565mm。
コンバーチブルは、全長3865~3880×全高1725×全高1415mm、ホイールベースは2495mm。いずれも全長がわずかに長くなっているが、ほかのサイズは従来型と変わらない。
クラシック・ミニの時代から続く、丸型2灯のヘッドライトと六角形のフロントグリルからなる顔つきは、今回も踏襲されている。ただし、ヘッドライトはLEDが全車で標準装備され、フロントグリルは大型化して六角形を際立たせている。
従来型ではフォグライトが装備されていたフロントバンパー下部にはエアカーテンが採用され、前方からの空気の流れを効率良くエアインテークへ送り込むことで、デザイン性とともに空力性能も向上。
従来型でブラックだったバンパー中央部分はボディ同色に変更され、新しいフロントデザインのアクセントに。グリルを囲む六角形のフレーム部分はより太くなり、ミニの個性を引き立てるとともに、新デザインのサイドスカットルが洗練された印象を与えている。
リアバンパー下部には、新たに動きのある立体的なデザインが採用され、よりスポーティな印象に刷新された。
ボディカラーには新色が3色追加され、グラデーションを用いたマルチトーンルーフも新たにラインナップされた。