【スタイリッシュなクロスオーバー】ルノー・アルカナ 英国発売 スポーティーなRSラインも

公開 : 2021.05.27 06:05  更新 : 2021.12.21 15:49

ロシアで販売されていたルノー・アルカナが西欧に導入。おしゃれなデザインのクーペ・クロスオーバーです。

エレガンスなタフガイ

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

ルノーは、クーペ・クロスオーバーアルカナを英国で発売した。価格は2万5300ポンド(389万円)からとなっている。

アルカナは、2018年のモスクワ・モーターショーで発表され、ルノーのデザインチーフであるローレンス・ヴァン・デン・アッカーは、「セダンのエレガンスとSUVのパワフルなスタンスのバランス」を提供することが目的であると述べていた。当初、西欧での販売は予定されていなかったが、SUV人気の高まりを受けて、カジャーやキャプチャーと並んでラインナップに加わることになったという。

ルノー・アルカナ
ルノー・アルカナ    ルノー

欧州仕様車は、新型クリオやキャプチャーにも採用されているルノー・日産三菱アライアンスの小型車用プラットフォーム「CMF-B」をベースに、市場に合わせたチューニングや仕様変更が施されている。

英国では、144psを発揮する1.6LハイブリッドのEテック、または12Vマイルド・ハイブリッド技術を採用した140psのターボチャージャー付き1.3Lガソリンエンジンから選択することができる。

生産工場は韓国・釜山

クーペ・クロスオーバーのデザインはプレミアムブランドの間で人気が高まっているが、ルノーはこのモデルが「主流」のメーカーから欧州に進出した最初のモデルであるとしている。

アルカナは、クーペのような曲線的なシルエットを持つが、SUVらしい190mmの最低地上高に加えて、タフなスキッドプレートとホイールアーチを備えている。サイズは全長4568mm、全高1571mm、ホイールベース2720mm。

ルノー・アルカナ
ルノー・アルカナ    ルノー

室内には、最大10.2インチのスクリーンと、7.0インチまたは9.3インチのタッチスクリーンからなるデジタルダッシュボードが採用されている。トランク容量は513Lだが、ハイブリッド車では438Lとなる。

また、スポーツスタイルのRSラインも用意され、クリオ、メガーヌ、キャプチャーと同様に、RSラインの専用バッジ、デザイン、デュアルクローム・エグゾーストが採用されている。

欧州仕様のアルカナは、韓国の釜山にあるルノーの工場で生産される。英国では2021年9月に納車が開始される予定だ。

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