【一番遠くまで走れるのは?】EV航続距離ランキング トップ10 最長600km以上
公開 : 2021.05.30 06:05 更新 : 2021.07.08 13:04
EVの性能は日を追うごとに向上しています。1回の充電で最も長く走れるモデルをランキング形式で紹介します。
もくじ
ー加速力より重要な航続距離
ー同率8位:ヒュンダイ・コナ・エレクトリック
ー同率8位:ヒュンダイ・アイオニック5
ー7位:フォルクスワーゲンID.4
ー同率6位:スコダ・エンヤクiV
ー同率6位:キアEV6
ー5位:フォルクスワーゲンID.3
ー同率3位:テスラ・モデルX
ー同率3位:テスラ・モデル3
ー2位:フォード・マスタング・マッハE
ー1位:テスラ・モデルS
加速力より重要な航続距離
EV用バッテリーの技術開発は、搭載されているクルマ以上に急速に進んでいる。これまで以上にパワフルで効率的なバッテリーにより、メーカーは大幅な性能向上を実現している。
しかし、実際に使用する上でより重要なのは、航続距離がかつてないほど長くなっていることだ。非常にコンパクトなEVでさえ、1回の充電で約320kmを走れるものもあり、購入時の不安払拭につながっている。今回は、電動化が急速に進む欧州で現在販売されているEVのうち、最も長い航続距離を誇るモデルのトップ10を紹介する。
同率8位:ヒュンダイ・コナ・エレクトリック
ヒュンダイは10年以上前からEV技術の最先端を走っており、コナ・エレクトリックはその努力が報われた証と言える。64kWhの大型バッテリーを搭載したこのコンパクト・クロスオーバーは、1回の充電で483kmの航続距離を実現する。
確かに、ハンドリングは大人しく予測可能なものであり、運転していて刺激的とは言えないが、204psのモーターは非常に生き生きとした加速を提供する。3万5000ポンド(545万円)強という価格設定も、このリストの中では手頃なものとなっている。
同率8位:ヒュンダイ・アイオニック5
たまに、真のゲームチェンジャーのようなニューモデルが登場することがある。そんなクルマは得てして、どこからともなくやってきたように見えるが、ヒュンダイ・アイオニック5がまさにそうだ。
韓国のヒュンダイは電動化に精通しており、この点ではおそらく先行しているが、それでもこの最新モデルはかなりの衝撃を与えている。まず第一に、その外観は驚くべきもので、シャープなエッジを持つハッチバックは、まるでデザイナーの設計図からそのまま飛び出してきたかのようだ。
初期の試乗インプレッションでは、価格帯よりもはるかに高いレベルの高級感と洗練性、そして本物の個性が感じられた。さらに、容量の大きい73kWhのバッテリーを搭載した場合(58kWhのオプションもあり)、169psの後輪駆動モデルで483kmの航続距離を実現している。
7位:フォルクスワーゲンID.4
フォルクスワーゲンの「ID」シリーズの最新作であるID.4は、スコダ・エンヤクiVや近日発売予定のアウディQ4 eトロンとほぼ同じ構造と部品を備えている。最初に販売されるファースト・エディションでは、77kWhのバッテリーと205psの電気モーターで前輪を駆動し、500kmの航続距離を実現している。
兄弟車のエンヤクiVほど広くはないが、フォルクスワーゲンならではの洗練されたラインと魅力が、より高級な雰囲気を醸し出している。今後、小型バッテリーを搭載した廉価モデルや、4輪駆動モデルも発売される予定だ。