【主催者が変わる】ジュネーブ・モーターショー2022 3年ぶり開催決定 出展者登録開始
公開 : 2021.05.31 21:25
2022年、スイスのジュネーブに世界最大規模の自動車見本市が戻ってきます。3年ぶり、91回目の開催です。
主催財団は財政難によりショーを売却
欧州最大級の自動車イベント、ジュネーブ・モーターショー(GIMS)が2022年に開催されることが明らかになった。パンデミックの影響などにより、ジュネーブでは3年ぶりの開催となる。
来年2月17日から27日まで、例年通りパレクスポセンターで開催される予定で、出展者の登録が始まっている。
ジュネーブでの開催は91回目となる。2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大のために土壇場で中止となり、2021年は、出展者が不足しているために中止となった。
相次ぐ中止の結果、主催していたジュネーブ・インターナショナル・モーターショー財団(FGIMS)は、ジュネーブ州からの1410万ポンド(約22億円)の融資(2021年の開催が条件)を断り、会場を運営するパレクスポ社にイベントを売却した。
パレクスポのCEOであるサンドロ・メスキータは次のように述べている。
「GIMS 2022の開催に向けて、組織を正式に立ち上げます」
「出展者の皆様、そして一般の皆様にわたし達のコンセプトをご紹介するのが待ち遠しいです。わたし達は、新型コロナウイルスに関する健康状況や規制を乗り越え、このコンセプトを実現できることを心から願っています」
このイベントへの参加予定を明らかにしたメーカーはまだないが、今後数週間のうちにさらなる詳細が発表される予定だ。
2020年末、同ショーの主催者は、2021年には物理的な展示とバーチャルな展示を組み合わせたイベントを開催する可能性を示唆していたが、その計画は実現しなかった。
パンデミックが十分に緩和され、大規模な集会や海外旅行が可能になれば、2022年のモーターショーは通常の状態に戻ることが期待される。しかし、主催者は、過去のイベントとは形式が「大幅に異なる」「エキサイティングな進化」を見せることを示唆している。