【フェラーリV8を積んだスーパーカー】伊コーチビルダー、アレーゼRH95発表 720ps 18台限定
公開 : 2021.06.04 18:05
トゥーリング・スーパーレッジェーラ社がミドエンジンの新型車を発表。F8トリブートと同等の性能を誇ります。
720psのフェラーリV8搭載
イタリアのコーチビルダーであるトゥーリング・スーパーレッジェーラ社は、創業95周年を記念して、最高出力720psのフェラーリ製V8エンジンを搭載したカーボンボディのミドシップ・スーパーカー、「アレーゼRH95」を発表した。
昨年発表されたフェラーリF12ベースのアエロ3に続く、同社初のミドシップエンジン搭載車だ。9月にロンドンで開催される自動車イベント、サロン・プリヴェでデビューする。
カーボンファイバー製のボディを持つアレーゼRH95は、エンジンを共有するフェラーリF8トリブートとは一線を画す完全オリジナルのデザインで、2012年に発表されたディスコ・ヴォランテ以降のアエロシリーズの次世代を担うモデルとされている。
その特徴は、突き出たフロントグリルとアルミ製のサイドセクションにある。また、シザードアとキャビン後方にある背骨をイメージしたエアインテークは、内に秘めるパフォーマンスを示唆している。
18台のみの超限定車
トゥーリングによると、0-100km/h加速3.0秒、最高速度は340km/hで、F8トリブートとほぼ同等の性能を実現しているという。
ベース車両は公開されていないが、そのシャシーは新しいボディに合うように手が加えられている。トゥーリングによれば、完成した各車両はオーナーに納車される前に「徹底的にテストされ、品質が保証される」という。
1台目はヴェルデ・ピーノのボディにキャラメルとココアの内装を施したもので、2台目はアルファ・ロメオ風の赤と白、3台目はガルフ・オイル風のオレンジと青のカラーリングになっている。
アレーゼRH95は18台のみ製造予定で、購入者はベース車両を持ち込むこともできる。価格については公表されていないが、完成までには6か月を要するという。