【ワイルド・スピード新作】米より早く公開 中国/香港で異常人気 スーパーカー大集合のイベントも
公開 : 2021.06.06 05:45 更新 : 2022.03.25 18:49
大人気映画ワイルド・スピードが中国・香港で公開されました。海外での熱気あふれるイベントの様子を紹介します。
公開から20年 シリーズ9作目となる「F9」
ワイルド・スピード1作目が公開されたのは2001年6月(アメリカ)。日本では同年10月に公開されており、今年でちょうど20年となる。
ストリートレースに明け暮れる若者たちの生きざまを描くところから始まるストーリーは1作目からアメリカをはじめ全世界で予想を上回る大ヒットとなった。
1~3作目にとくに多くの日本車が登場したことから、アメリカにおける日本車、とくに少し古い日本製スポーツカーの人気に多大な影響を与えたことは間違いない。
スープラ復活にもこの映画の存在が大きく関わっていることは2019年5月にメガウェブで開催されたスープラの大々的な発表会においてトヨタがコメントしている。
なお、「ワイルド・スピード」とは日本独自の名称で日本以外では通じない。
本国アメリカでは「Fast and Furious」である。9作目の正式な名称は「Fast and Furious F9 The Fast Saga」で「The Fast Saga」とは、「Fast&Furiousの主要作品」の意味。
スピンオフなどではなく、1作目から9作目までのシリーズ作品という意味だ。
アメリカでの公開日(6月25日)が近づくにつれて次々と新しい予告編が公開されており、GRスープラ、R34スカイラインGT-R、ダットサン240Z、トヨタGT86、日産ムラーノなどの日本車をはじめ、フォードマスタング、ノーブルM800、ダッジ・チャージャー、ジープ・グラディエーター、シボレー・ノバ、ポンティアック・フィエロなどの登場が明らかになっている。
香港で公開イベント スーパーカー130台集合
F9の公開はアメリカで6月25日となっており、6月1日から前売りチケットの販売が始まっている。アメリカでもいよいよ本格的な盛り上がりとなりそうだ。
しかし、実は本国アメリカよりも早く公開された国々がある。
5月19日、世界でもっとも早くF9が公開されたのは香港と韓国だ。
そして、香港ではこれまたとてもゴージャスなオープニング特別イベントが開催された。
香港九龍島の先端にあるショッピングモール「K11」で行われたF9公開イベントに集まったのはなんと130台ものスーパーカーたち。
香港最大のスーパーカークラブ「SMD」(SUNDAY MORNING DRIVE)のメンバーが所有するクルマで、
フェラーリF8トリブート
フェラーリ488ピスタ
マクラーレン765LT
マクラーレンGT
パガーニ・ウアイラ
マクラーレン・セナGTR
ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJロードスター
などが並んだ姿は実に壮観だ。
また、会場には香港出身の俳優ジェイソン・トビン氏と、才色兼備のアクション女優として活躍するジュジュ氏の二人がゲスト来場しオープニングイベントを華やかに盛り上げた。
ちなみに、青いスーツを来たトビン氏(写真)はこのたびのF9で「TOKYO DRIFT」以来の復活を果たしている。
役名はEarl(アール)で、「TOKYO DRIFT」のときと同様、ハンのサポート役というキャラクターだ。
今回のF9でもハンのテクニカルアドバイザー的な役目も担っており、ハンが復活したからアールも一緒に戻って来たといえる。
アールは予告編に登場する「ポンティアック・フィエロ」にジェットエンジンを積んだ最強マシンの設計にも関わっている。