【対象は3.8万台】新型日産ノート リコール届出 エンジンマウントブラケットなど不具合
公開 : 2021.06.10 21:20
日産は「ノート」に関するエンジンマウントブラケットなどの不具合のため国土交通省にリコールを届け出ました。
エンジンマウントブラケットなど不具合
日産は、2021年6月10日、ノートについて、国土交通省にリコール(回収/無償修理)の届け出をおこなった。対象は計3万8638台。
エンジンマウントブラケット取付ボルトにおいて、取付方法が不適切なため、ボルトが緩むおそれがある。そのままの状態で使用を続けると、ボルトが破断することにより原動機が傾き、フロントサスペンションメンバーと干渉して異音が発生し、最悪の場合、 ドライブシャフトが抜けて走行不能に至るおそれがある。
改善措置として、全車両、左右のエンジンマウントブラケットの取付けボルトの締め付け状態を点検し、規定のトルクで締め付けする。対象となるのは2020年11月22日~2021年3月10日に製造された2万7321台。
また、ボディコントロールモジュールについても、制御プログラムが不適切なため、ヘッドライトとフォグランプがともにオンでライトスイッチをスモール位置に操作した場合、ハイビームと同時に点灯すべきロービームが消灯し、保安基準第32条(前照灯の基準)を充足しないとのこと。
改善措置として、全車両、ボディコントロールモジュールの制御プログラムを改善プログラムに修正し、フォグランプ単独点灯モードを廃止する。また、ヘッドライトの作動条件に関する記載を修正した取扱説明書、および簡単早わかりガイドの追補版を配布するという。対象となるのは2020年11月12日~2021年2月15日に製造された1万1317台。
いずれも不具合や事故は発生していない。車両生産工場からの情報によりリコールの届け出となった。