【トップレベルのレース】BMW デイトナ24時間へ復帰表明 2023年 LMDhクラスのマシン製作
公開 : 2021.06.11 18:05
BMWは2023年、LMDhマシンで世界最高峰のスポーツカーレースへの復帰を果たすことが明らかに。
フォーミュラEからの転身
BMWは、2023年に新しいLMDhプロトタイプクラスで、トップレベルのスポーツカーレースに復帰する。
BMWは1999年にV12 LMRプロトタイプでル・マンを制覇して以来、復帰を検討してきた。この動きは、BMW Mの代表であるマルクス・フラッシュが、SNSに投稿したことで明らかになった。
投稿ではマシンの画像とともに、「We are back! Daytona 2023.」と書かれており、それ以上の詳細は明らかにされていない。
復帰レースが2023年のデイトナであることから、LMP2マシンをベースにした新しいLMDhクラスのマシンを製作すると考えられる。このクラスのルールでは、メーカーは4つのシャシーから1つを選び、リアアクスルのハイブリッド・システムを使用しなければならないが、独自のボディワークやパワートレインを採用することが可能である。出力の上限は680ps。
LMDhクラスには、ポルシェ、アウディ、アキュラの3社が参戦を表明しており、デイトナ24時間レースを含む米国のIMSA選手権と、世界耐久選手権(WEC)の両方に参加することができる。後者にはル・マンが含まれており、トヨタ、プジョー、フェラーリなどのル・マン・ハイパーカークラスの車両も参戦している。
BMWは、IMSAとWECに対する詳しい計画や、プライベーターに車両を提供するかどうかについては明らかにしていない。
BMWは今シーズン限りでフォーミュラE選手権から撤退することを発表して以来、今後のモータースポーツ・プロジェクトを検討している。