【ハッチバックと異なるデザイン】新型プジョー308 SW 欧州発表 2種類のPHEVも設定
公開 : 2021.06.25 06:25 更新 : 2021.07.27 14:50
プジョー308のワゴンモデル、308 SWがデビュー。余裕ある室内空間とシャープな造形が特徴的です。
室内空間の大幅な拡大
プジョーは、新型308のワゴン仕様であり、新しいブランドロゴを冠した2番目のモデルとなる、新型308 SWを発表した。
このワゴンは、Bピラーから先の外観はハッチバックと同じだが、ボディが大きくなったことで得られる「余裕のある空間に目を向けさせる」ことを目的としたリアエンドのデザインによって、兄弟車や先代モデルとは一線を画している。
例えば、リアのLEDライトバーは、ハッチバックの黒い仕切り部分をなくし、「認識されるボディワークの量を増やす」ことを目指している。また、ウィンドウラインはルーフラインよりもリアに向かってよりシャープに寝かせることで、ダイナミックなシルエットを実現しているという。
308 SWのホイールベースは、ハッチバックよりも55mm延長されて2732mmとなり、後席乗員のレッグルームは129mm拡大された。また、リアオーバーハングは210mm長くなり、トランクルームの最大容量は412Lから608Lに拡大。これは同クラスのフォード・フォーカス・エステートよりも約33L大きい値だ。
パワートレインは4種類用意
インテリアも、標準の308と同様にマルチ・ファンクション・ステアリングホイール、10.0インチのインフォテインメント・タッチスクリーン、フルデジタルのメーターディスプレイを備えた、プジョーのiコックピットデザインの最新版が採用されている。
308 SWには、最高出力130psの1.2Lガソリンエンジンまたは1.5Lディーゼルエンジン、および最高出力180psまたは225psの2種類のプラグイン・ハイブリッド車(12.4kWhのバッテリーにより最長60kmのEV走行が可能)が用意されている。
308 SWは、ハッチバックに続いて2021年末に発売される予定で、価格はまだ確定していないが、現行モデルよりもわずかに高い2万3000ポンド(356万円)前後からの販売になると思われる。