【ヒストリックカーでジムカーナ】レジェンド・ドライバーも参加 第64回SHCC大磯ミーティング

公開 : 2021.07.04 17:15  更新 : 2021.10.11 11:31

ヒストリックカーのためのジムカーナ・イベント「SHCC大磯ミーティング」は今回で64回目。レジェンド・ドライバーの黒澤元治氏が招かれ、プロの走りが披露されました。

大磯ミーティングが開催

text & photo:Hidenori Takakuwa(高桑秀典)

屋外でのイベントだが万全の感染症対策を施し、去る2021年5月30日に恒例となっている湘南ヒストリックカークラブ(SHCC)主催のSHCC大磯ミーティングが開催された。

第64回目を迎えた当イベントは、大磯ロングビーチ駐車場内の特設コースで行われるタイムトライアル(ジムカーナ)を中心としつつ、クラブミーティング等も楽しめる内容だ。

クラスBで5位となったアウトビアンキA112アバルトのベストタイムは59秒194。走っている姿が妙にカッコよかった。
クラスBで5位となったアウトビアンキA112アバルトのベストタイムは59秒194。走っている姿が妙にカッコよかった。    高桑秀典

毎年、初夏と晩秋に実施されている伝統のイベントで、ヒストリックカーによるモータースポーツを堪能したいエントラントが遠方からも参加している。

タイムトライアルに出場できるのは1969年までに生産された車両およびレプリカを含む同型車で、主催者が認めた車両も参加OKだ。

今回はオートモビル・クラブ・ジャパン(ACJ)のメンバー有志が参加し、愛車を展示するとともにタイムトライアルにも挑んでいる。

また今回は、日本屈指のロータス・スペシャリストであるテクニカルショップ・ハッピーがクラブとしてエントリーし、イベントを盛り上げてくれた。

公平なクラス分け

SHCC大磯ミーティングは、車種や排気量、チューニング内容に応じて、参加者がイコールな条件で楽しめるようにクラスが分けられている。

簡単に説明すると、クラスA(排気量1000cc以下のノーマル車両および500cc以下の軽自動車)、クラスB(1300cc以下のノーマル車両および1000cc以下の改造車両)。

ACJ枠でコースインしたロータス・エランS1は59秒296というベストタイムをマーク。見事、同クラスの1位を獲得した。
ACJ枠でコースインしたロータス・エランS1は59秒296というベストタイムをマーク。見事、同クラスの1位を獲得した。    高桑秀典

クラスC(1800cc以下のノーマル車両および1300cc以下の改造車両)、クラスD(1801cc以上のノーマル車両および1301cc以上の改造車両)と分けられる。

最速カテゴリーとしてクラスR(レーシングカーおよびスーパーセブンの同類車)も用意されている。

人気のクラシックミニによるワンメイクのクラス・ミニA(1300cc以下のノーマル車両および1000cc以下の改造車両)と、クラス・ミニB(1000cc以上の改造車両およびSHCCが参戦を認めた車両)を用意。

このほかクラシックモデルによるクラスK(戦前車および、これに準ずる車両)、クラブ参加したACJメンバーに向けたACJクラスが特別枠として用意された。

今回は女性ドライバーの勇姿を確認できなかったが、排気量および改造の制限がないレディース・クラスも存在している。

記事に関わった人々

  • 高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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