【性能が求められる理由とは】最高のセーフティカー 20選 忘れてはいけない車両も
公開 : 2021.07.10 06:05 更新 : 2021.07.12 18:38
世界中のモータスポーツを影で支えるセーフティカー。最高のものから最低のものまで20台をご紹介します。
もくじ
ーなぜ優れた車両が必要なのか
ーアルファ・ロメオ4C
ーアウディR8
ーBMW i8ロードスター
ーBMW M2
ーBMW M4
ーシボレー・カマロ
ーシボレー・コルベットZ06
ーホンダ・シビック・タイプR
ージャガー
ーランボルギーニ・カウンタック
ーレクサスRC F
ーマクラーレン570S
ーメルセデスAMG C 63
ーメルセデスAMG GT
ーポルシェ914
ーポルシェ・パナメーラ・ターボ
ールノー・クリオ16V
ータトラT-623 R
ーボルボV60ポールスター
ーオペル・ベクトラ・ターボ
なぜ優れた車両が必要なのか
今やモータースポーツの世界では当たり前の光景となったセーフティカー。プロのレーシングカー・ドライバーが操縦し、レース中のアクシデントに対処するために、ドクターのほかにも医療キット、消火器、通信機器などを搭載することが多い。
また、セーフティーカーは、レース中に警告フラッグが出されている間、レース集団のペースをコントロールするためにも使用される。
ここでは、代表的なセーフティカーをアルファベット順に紹介し、最後になぜ優れたセーフティカーが重要なのかを説明する。
アルファ・ロメオ4C
アルファ・ロメオ4Cは、2014年FIA世界ツーリングカー選手権のセーフティカーとして採用され、ムーレイ・エル・ハッサン・サーキットで開催されたモロッコ戦で初登場した。
その後、4Cはシリーズとともに世界を巡り、12のレースで使用された。
しかし、アルファロメオの4Cがセーフティとして使用されたのはこれが初めてではない。2013年には、スーパーバイク世界選手権のシルバーストーン戦でセーフティカーとして起用されたのだ。
このマシンは、ホワイトに赤と緑のストライプが入ったもので、イタリア国旗の色をイメージしている。
アウディR8
アウディのR8は、2007年にデビューしたドイツ製スポーツカーで、さまざまなレースでセーフティーカーとして人気を博してきた。
ドイツのDTMツーリングカー選手権で、ウォームアップやオープニングラップを行うレーシングカーの後を追いかけるセーフティカーとして登場したのが最初だった。アウディが用意した2台のマシンは、標準仕様にほとんど変更を加えず、ロールケージ、消火器、ルーフマウントライトを追加して、セーフティカー導入に備えた。
R8は、2007年にノリスリングでセーフティカーデビューを果たしたが、ドイツのADAC GTマスターシリーズやル・マンでも活躍している。
2016年のル・マン24時間レースの予選のレッドフラッグ中に発生したハプニングにより、セーフティカー・ドライバーのヤニック・ダルマスが世界的に有名になり、賞賛された。ダルマは、著しく濡れた路面でR8のスリップを防いだだけでなく、その後、完璧にコントロール下に戻したのだ。
BMW i8ロードスター
BMW i8ロードスターがフォーミュラEのセーフティーカーに採用されたのは、電動モデルであるという点で適切と言える。緊急支援の必要性が生じたときに、レースカーを追いかけることができるEVは他にはほとんどない。
このi8には特別な改造が施されており、FIA公認のセーフティカーとしては初のオープンキャビンとなっている。このオープンキャビンは、フロントガラスを切り落とし、頑丈なエアロスクリーンに交換することで実現した。
i8ロードスター・セーフティカーには、ダブルフープロールバー、リアスポイラー、サーキット走行用のタイヤを装着した専用ホイールなどが装備されている。フォーミュラEのレースでは、i8クーペと一緒に走行する。