【日本発売】トヨタ新型ランドクルーザー300 価格/GRスポーツ/内装/サイズを解説
公開 : 2021.08.02 13:30
新型ランクル(300シリーズ)が日本発表されました。トヨタのフレーム車として初のTNGA。価格からサイズまで詳しく解説します。
もくじ
ーはじめに 300系とは
ー新型ランドクルーザー 外観
ー新型ランドクルーザー 内装
ー新型ランドクルーザー シャシー
ー新型ランドクルーザー パワートレイン
ー新型ランドクルーザー 装備
ーGRスポーツ・グレード
ー新型ランドクルーザー 価格
ー新型ランドクルーザー スペック
はじめに 300系とは
ランドクルーザーは、1951年8月に発表された「トヨタ・ジープBJ型」をルーツに持つ、トヨタとしては最も長い歴史を持つクロスカントリー4WDだ。
商標権の関係で、1954年から「ランドクルーザー」の名称になった。
現在のランドクルーザーは、BJ型から続く業務用途や過酷な環境での使用を主体としたヘビーデューティ・モデル(70系)、快適な乗り心地と悪路走破性を両立したライトデューティ・モデル(現行型は150系ランドクルーザープラド)、そしてプロユースから乗用までこなせる快適性を重視したステーションワゴン・モデルの3系列に分かれており、今回の新型ランドクルーザーは、このステーションワゴン・モデルの最新型となる。
1951年のBJ型登場から70周年の2021年、14年ぶりにフルモデルチェンジされたステーションワゴン・モデルの新型ランドクルーザーは、従来型の200系から300系へと進化した。
今年の6月に世界初公開はされていたが、今回、日本仕様の詳細と価格が正式に発表された。
トヨタのフレーム車としては初めてTNGAを採用し、200kgもの軽量化を達成したという新型ランドクルーザー。トヨタが誇るクロスカントリー4WDのフラッグシップにふさわしい、その概要を紹介していこう。
新型ランドクルーザー 外観
ランドクルーザーは、世界各地での人の命や暮らしを支え、より豊かな人生を支える存在として、「どこへでも行き、生きて帰って来られること」を使命としてきた。
そして、その使命は新型の300系のスタイリングにも着実に反映されている。
新型ランドクルーザーのボディサイズは、全長4985×全幅1980×全高1925mm、ホイールベースは2850mm(標準モデル)。
従来型の200系とは、全長やホイールベースなどのボディサイズ、ならびに対地障害角(アプローチアングル:32°、デパーチャーアングル:26°、ランプブレークアングル:25°)は変えておらず、オフロード走破性につながる扱いやすさは継承している。
そのスタイルは、歴代のステーションワゴン・モデルのランドクルーザーのヘリテージを追求した、キャビンを後ろ寄りに配置する、キャビンバックワード・ポジション。力強い曲線と優雅さを演出する曲面を組み合わせたボディデザインは、従来型の200系から踏襲されているようだ。
存在感を強めた押し出し感の強いラジエターグリルをヘッドランプとともに高い位置に配置し、前後バンパーの下部は障害物をいなすような造形とするなど、オフロード走行時の機能性も重視。
また、エンジンフードには大きな凹みを設け、衝突安全性と前方視界の両立を図っている。まさに、本格オフローダーとしてのタフな強靱さと、洗練された大人の深みを融合させたエクステリアといえるだろう。