【新章の始まり】ピニンファリーナ・バッティスタ 市販モデル公開 150台限定の電動ハイパーカー
公開 : 2021.08.13 06:25
1926psの電動ハイパーカー、ピニンファリーナ・バッティスタの市販モデルが米国でお披露目されました。
現代の電動ハイパーカー
ジュネーブでの発表から2年。ピニンファリーナ・バッティスタが、カリフォルニアで量産モデルとしてデビューした。
バッティスタは、「これまでに製造された中で最もパワフルなイタリア車」と称され、競争が激化する電動ハイパーカー市場において、リマック・ネヴェーラやロータス・エヴァイヤに対抗するモデルだ。
ライバルのリマックが採用しているパワートレインに近いクアッドモーターを搭載し、最高出力1926ps、最大トルク234kg-mを発揮する。120kWhのバッテリーにより最大500kmの航続距離を実現し、180kWの充電に対応している。
内外装のデザインは、昨年公開されたプロトタイプから変更されておらず、「ドライバーを中心とした」高速走行のスリルと長距離走行の洗練性を両立させている。
5台限定のスペシャルモデルも
また、ピニンファリーナは同時に超限定モデルのバッティスタ・アニバーサリオを公開した。バティスタは150台のみ生産されるが、そのうち5台がアニバーサリオ仕様となる。
アニバーサリオは、ピニンファリーナ創立90周年を記念して、空力性能に特化したスタイリングパッケージ「フュリオサ」とツートンカラーの塗装を採用しているのが特徴だ。パワートレインは標準仕様と同じ。
アウトモビリ・ピニンファリーナのCEOであるペール・スヴァンテソンは、バッティスタの公開について「アウトモビリ・ピニンファリーナの物語における、重要な新章の始まり」と表現している。
スヴァンテソンは次のようにコメントしている。
「モントレー・カー・ウィークで90年以上にわたるピニンファリーナ・デザインの伝統を祝いつつ、美しくサステイナブルなラグジュアリーの未来をお客様にお見せできることを嬉しく思います」
「米国のお客様に、バッティスタの圧倒的なダイナミクスとパーソナルなラグジュアリーを初めて体験していただけることを楽しみにしています」