【過激なEVクロスオーバー】クプラ 新型コンセプト「アーバン・レベル」 予告画像公開

公開 : 2021.08.28 06:05

スペインの高級車ブランド、クプラは来月公開予定のコンセプトのティーザー画像を発表。ID.2の兄弟車です。

都市型EVの「過激」な解釈

執筆:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
翻訳:Takuya Hayashi(林 汰久也)

クプラは、ミュンヘン・モーターショーに出展する新型コンセプト「アーバン・レベル」のティーザー画像を公開した。

セアトの高級車ブランドであるクプラは、このコンセプトについて、都市型EVの「最も過激な解釈」を示すものだとしている。市販モデルは2025年に発売される予定だ。

クプラが公開したアーバン・レベルのティーザー画像
クプラが公開したアーバン・レベルのティーザー画像    クプラ

フォルクスワーゲン・グループが近々発表するMEBエントリー・プラットフォームを採用し、セアト・アローナとほぼ同じサイズのコンパクト・クロスオーバーになる。ミュンヘン・モーターショーでコンセプトモデルが公開されると言われているフォルクスワーゲンID.2の兄弟車である。

ティーザー画像では、コンパクトな車体にLEDを内蔵した大型リアウィングを装着しており、モータースポーツを意識した車両であることがわかる。クプラは、「レースはクプラのDNAの重要な一部である」という理由から、この車両をレーシングカーとして公開することにしたと述べている。

ID.2と同様に、この新型車の価格は1万7000ポンド(約260万円)程度を目標としているようだ。

高性能のEVモデル続々展開

フォルクスワーゲン・グループは、スペイン政府との合意が得られれば、MEBエントリーの全モデル(アウディスコダの一部モデルも含まれる可能性が高い)の生産をバルセロナ近郊にあるセアトの工場で行う予定だ。

クプラは今回のコンセプトを、「電動化、持続可能性、パフォーマンスを、バーチャル世界のスリリングな美しさと融合させたもの」としている。

クプラ・ボーン
クプラ・ボーン    クプラ

クプラ初のEVである新型ボーンは間もなく生産を開始する予定であり、続いてSUVコンセプト「タバスカン」の市販モデルも発表される予定だ。

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