【欧州で愛されるコンパクトカー】新型スコダ・ファビア 第4世代発表 最新機能満載
公開 : 2021.09.16 06:25 更新 : 2021.09.17 05:44
チャコの自動車メーカー、スコダは小型車のファビアをフルモデルチェンジ。競合に恥じない進化を遂げました。
中身が大きく変わった第4世代
チェコの自動車メーカーであるスコダは、第4世代となる新型ファビアを発表した。ファビアは1999年に発売された小型のハッチバックで、親会社であるフォルクスワーゲンとの提携により開発された。
英国では9月28日に受注が開始される予定で、仕様は4種類あり、ベースモデルの「S」は1万4905ポンド(約230万円)からとなっている。来年にはスポーティな「モンテカルロ」モデルも登場する予定だが、価格については未発表だ。
新型ファビアは、チェコ共和国の生産工場から7月に出荷が始まった。欧州におけるフォルクスワーゲン・ポロやフォード・フィエスタのライバルとして期待されている。
スコダは、1億1000万ユーロ(約143億円)を投じて、チェコ中央ボヘミア州の都市ムラダー・ボレスラフにある工場を改装し、カミックやスカーラといった兄弟車とともに新型ファビアを生産できるようにしたと述べている。
新型ファビアは、先代モデルに比べて全体的にサイズアップしたことで、室内空間が同クラスで最も広いクルマになったと言われている。
1999年の発売以来、さまざまな形で採用されてきたPQプラットフォームを廃止し、アウディA1スポーツバック、セアト・イビザ、フォルクスワーゲン・ポロなどに採用されているMQB-A0プラットフォームに移行したのは画期的なことだった。
このプラットフォームを採用することで大幅に近代化し、「快適性の向上、数々の先進的な安全・運転支援システム、より効率的なパワートレイン」を実現している。
価格は約230万円から
ベースモデルの「S」では、LEDヘッドライト、レーン・アシスト、6.5インチのインフォテインメント・ディスプレイ、スコダの緊急通報システム「eCall+」を標準搭載している。
次の「SEコンフォート」は1万6795ポンド(約250万円)からで、リア・パーキングセンサー、アジャスタブル・ランバーサポートに加えて、15インチのアルミホイール、フロントフォグランプ、レザーステアリングホイールが装備されている。
1万7495ポンド(約260万円)の「カラー・エディション」は、16インチホイール、プライバシーガラス、8.0インチのインフォテインメント・スクリーンを装備。さらに、10.0インチのデジタル・コックピット、キーレススタート、スコダ車のトレードマークである傘(ドアポケット内蔵)が追加される。2トーンカラーも選択可能だ。
最上位モデルの「SE L」には、16インチホイール、コンフォートシート、クロムメッキのエアベント、アンビエントライト、グレーのインテリアトリムに加え、大型の9.2インチインフォテインメント・ディスプレイ、6スピーカーが装備されている。また、デュアルゾーン・エアコンや取り外し可能なカップホルダー、フロントセンターアームレストなど、快適装備も充実している。