【走ることが人生のすべて】マックス・フェルスタッペン 熾烈なチャンピオン争いに「リラックスしている」

公開 : 2021.09.25 18:25  更新 : 2021.09.25 20:56

今年、F1王者に近いレッドブルのフェルスタッペンにインタビュー。プレッシャーなどについて話を聞きました。

23歳にして7回目のF1シーズン

マックス・フェルスタッペンは、9月26日にソチで開催されるロシアGPに向けて、7年連続チャンピオンのルイス・ハミルトンとの熾烈なチャンピオンシップ争いを繰り広げている。

15レースを終えた時点で、フェルスタッペンはメルセデスAMGの王者に5ポイントの差をつけており、レッドブル・レーシング・ホンダのマシンはシーズンを通して最速となっている。

マックス・フェルスタッペン
マックス・フェルスタッペン

今シーズンはフェルスタッペンが7勝、ハミルトンが4勝を挙げており、シルバーストンとモンツァでの2人の衝突が緊張感を高めている。

まだ23歳のフェルスタッペンは、すでに7回目のF1シーズンを迎えているが、現実的にチャンピオンシップを狙えるようになったのは今回が初めてだ。

英AUTOCAR編集部は彼にインタビューを行い、今シーズンのレースの進捗について尋ねた。

ハミルトンとの激しい戦いも楽しむ

――今シーズンは、あなたとルイス・ハミルトンとの争いがかなり激しくなっています。このような激しい戦いを楽しんでいますか?

「楽しいよ。でももちろん、ドライバーだけではなく、チームも同じさ。ドライバーとしてはタイトル争いをしたいし、勝つチャンスのあるレースに出たいよね。チャンピオンシップ争いに参加しているということは、それができている証拠だよ」

マックス・フェルスタッペン(奥)
マックス・フェルスタッペン(奥)

――今年は、現行レギュレーションの最終年です。新レギュレーションが施行される前に、今年、ハミルトンやメルセデスAMGに勝つことは、あなたやレッドブル、ホンダにとってどんな意味があるのでしょうか?

「僕個人としては、あまり重要ではないかな。毎年勝ちたいと思うのは当然でしょう?でも、ここ数年はメルセデスが圧倒的な強さを誇っている。そして、昨年に比べてホンダと一緒に状況を好転させたことは、すでに大きな成果だと思う」

「でも、チャンピオン争いをしている以上、可能な限り最高の形で締めくくりたいとも思っている。今年は(タイトルを獲得できたら)最高だけど、もしうまくいかなくても、いいマシンを持ってチャンスがあると言えるなら、それもいい気分だろうね」

――残りのシーズンをどのように見ていますか?自分の強みはどこだと思いますか?そして、最大の難関は何だと思いますか?

「今のところ、僕にはよくわからない。というのも、みんな改善を続けて、状況はどんどん変わっていくからね。とても良いパッケージを持っていても、良いセットアップができなければ、それを発揮することはできないんだ」

「競争力を維持するためには、常に細部にまで気を配らなければいけない。(レースの)週末は、セットアップがうまくいくときもあれば、そうでないときもあるから、ちょっと予測できないね」

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