【すべての新型EVで】ボルボ 内装材で本革の使用廃止 持続可能性追求
公開 : 2021.09.27 06:05
ボルボは環境保護の観点から、C40リチャージ以降の新型EVで、本革素材の使用を廃止すると発表しました。
先進的な自動車メーカーとして
ボルボは2025年以降、すべての新型EVにレザー(本革)を使用せず、内装部品の多くを持続可能な素材に変更すると発表した。
動物への害や地球温暖化への影響を減らすための試みで、EVのC40リチャージから実施される。
ボルボは、2025年までにすべてのサプライヤーが100%再生可能エネルギーを使用するという目標に加え、新車に使用する材料の25%をリサイクルおよびバイオベースにすることを目指す。
ボルボのサステナビリティ担当者であるスチュアート・テンプラーは、次のように述べている。
「先進的な自動車メーカーであるということは、CO2排出量だけでなく、サステナビリティのあらゆる分野に取り組む必要があるということです」
「動物福祉の尊重を含め、責任ある調達は本活動の重要な部分を占めます。完全EVからレザーを廃止することは、この問題に対処するための良いステップです」
リサイクル素材も積極採用
ペットボトルから作られたNordico(ノルディコ)と呼ばれる内装材や、ワイン業界から再利用されるコルクなど、自然由来の素材やリサイクル素材をインテリアに採用する。
また、動物福祉基準に沿った完全なトレーサビリティーを確保しながら、責任を持って調達されたウールブレンドの素材も引き続き提供される。
プラスチック、ゴム、潤滑油、接着剤などの製造に使用される畜産物の残留物についても、材料の一部として、あるいは材料の製造や処理の過程で使用される化学物質として、使用量の削減を目指す。
テンプラーは次のように話している。
「動物福祉をサポートする製品や素材を見つけるのは難しいことですが、だからといって、この重要な問題を避ける理由にはなりません」
「真に進歩的で持続可能な考え方を持つためには、難しい質問を自らに投げかけ、積極的に答えを見つけようとする必要があります」
「ボルボ・カーズは、可能な限りこれらの素材を積極的に置き換えることで、動物製品などの需要削減に貢献し、動物被害をなくすためにできることを行うという、強く倫理的な立場をとっています」