【優越感ひしひし】ノート・オーテック、車高アップの新型「クロスオーバー」
公開 : 2021.10.07 12:00
日産ノートのSUV版? 新モデルの名は「ノート・オーテック・クロスオーバー」。最低地上高が25mm高い新型車を解説しましょう。
SUVモデルが鍵? 小型車市場
コンパクトカー市場は相変わらず好調だ。
自販連による上半期(4月~9月)の乗用車ブランド通称名別ランキングは、1位ヤリス、2位ルーミー、5位ノート、6位ライズ、7位アクア、9位フリードと、販売実績のトップ10にSUVやミニバンを含むコンパクトクラスが6車種もランクインしている。
中でも好調なのはヤリスだが、シリーズ合計で10万5943台という記録には2020年夏に追加設定されたクロスオーバー仕様のヤリス・クロスが含まれており、半数近くを占める。
同じくトップ10入りしたライズや、トップ10圏外だがライズの姉妹車ロッキー、日産キックスなど、クロスオーバー人気はコンパクトカー市場にも波及。各社、既存車の派生SUVモデルや、新型SUVの投入で攻勢をかけている。
そして10月7日、日産がノートの派生モデルとなるクロスオーバーSUV車を追加設定した。
しかも、日産ブランドではなくオーテックジャパンが手がけた「ノート・オーテック・クロスオーバー」として登場。
日産の関連会社であり、日産車をベースに多くのカスタマイズカー、コンプリートカー、ライフケアビークルなどを製造しているオーテックジャパンが作ると、コンパクト・クロスオーバーはどう違うのか? その概要を紹介していこう。
外観/サイズ ベース車との違い
ノート・オーテック・クロスオーバー(以下、ノート・クロスオーバー)のボディサイズは、全長4045×全幅1700×全高1545mm、ホイールベースは2580mm。
ベースとなったノート・オーテックより35mm短く、5mm幅広く、25mm高い。
最低地上高は145mm(4WDは150mm)で、それぞれ25mm高められている。
ノート・オーテックの特徴であった、ドットパターンのフロントグリルやブルーに輝くシグネチャーLEDランプ、そしてメタル調フィニッシュのドアミラーなどはノート・クロスオーバーでも踏襲されている。
これに加えて、幅・外径がアップしたタイヤ、専用デザインのアルミホイール(5.5J)、ワイドフェンダーモールディング、SUVテイストあふれるサイドシル・プロテクター、ルーフモールディング、そしてグリルに輝く「AUTECH CROSSOVER」のエンブレムが専用装備だ。
これらによってSUVテイストのある力強さを訴求している。
ボディカラーは、オーテックの訴求色であるオーロラフレアブルーパールをはじめ、単色カラーが6色。専用の2トーン・コーディネートも2種類が用意され、合計8通りから選ぶことができる。