【新しくなったミニバン】新型BMW 2シリーズ・アクティブツアラー 欧州発表 来夏にはPHEVも
公開 : 2021.10.07 18:05 更新 : 2024.08.16 16:20
BMWの小型ミニバン、2シリーズ・アクティブツアラーが2代目にモデルチェンジ。内外装を一新しました。
ボディサイズはわずかに拡大
2代目となる新型BMW 2シリーズ・アクティブツアラーが欧州で発表された。デザインの刷新、パワートレインの見直し、そして数々の最新テクノロジーを備えている。
英国では現在注文を受け付けており、価格は3万265ポンド(約460万円)からとなっている。2022年3月の納車開始予定だ。
最近モデルチェンジした2シリーズ・クーペと車名は似ているが、プラットフォームは2シリーズ・グランクーペ、BMW X1、ミニ・カントリーマンなどに採用されている前輪駆動の「FAAR」を採用。アクティブツアラーとしてファミリー層を狙う。
現行モデルとの最も明確な違いは、大型化されたフロントグリルだ。このグリルには、先進運転支援システムに使用されるセンサー類と、空力特性を向上させるアクティブ・エアフラップが設置されている。
新デザインのヘッドライト、スリムなテールライトも特徴的だ。また、現行モデルより全長が32mm、全幅が24mm、全高が21mm拡大され、わずかに大きくなっている。ホイールベースは2670mmと変わらない。
現代技術を投入したインテリア
BMWのフラッグシップEVであるiXからインスピレーションを得て、室内は大幅に進化している。
新しい一体型曲面ディスプレイには、10.25インチのデジタルメーターと10.7インチのタッチスクリーンが備わり、BMW最新の第8世代iDriveが搭載されている。ボタンやスイッチの多くはタッチパネルに置き換えられた。また、よく使う機能に素早くアクセスしたり、さまざまな運転状況に合わせてカスタマイズすることも可能だ。
AR機能を利用したナビゲーション、ボイスコントロール、スマートフォン・ミラーリング機能、無線ソフトウェア・アップデートなどの現代的な技術が数多く装備されている。
また、シャシーも大幅に改良されており、ステアリングレスポンスを向上させるというフロントサスペンションや、室内空間を広く使える3リンクのリアサスペンションなどが採用されている。
エンジンは、48Vマイルド・ハイブリッド技術を搭載した最高出力170psの1.5L 3気筒ターボガソリンと、最高出力218psの2.0L 4気筒ターボガソリン、さらに2.0Lディーゼルを設定。7速DCTが組み合わされる。
また、欧州では来年の夏、リアアクスルに電気モーターを搭載したプラグイン・ハイブリッド車も導入される予定だ。出力は245psまたは326psの2種類で、80kmのEV走行が可能だという。