【流れは日産?】9月の販売台数ランキング ノート/ルークス/セレナが健闘
公開 : 2021.10.07 19:25 更新 : 2021.10.08 12:37
9月の新車販売台数レポートです。減産による影響が目立つなかで、日産のモデル達が上位に姿を見せました。
減産に揺れる市場 定番車が伸びる
半導体など部品調達の遅滞により生産調整を余儀なくされ、人気車であっても供給不足が続いているなか、2021年9月の新車販売の車名別ランキングが発表された(自販連/全軽自協が調べ)。
登録車については、定番モデルや新型車が販売台数を伸ばす。
首位に立ったのはSUVモデルのヤリス・クロスの受注が堅調なトヨタ・ヤリスで、前年同月比42.5%減ながら1万2696台を成し遂げて、15か月連続でのトップにつく。
続く第2位には、7月に全面改良を実施したトヨタ・アクアが同96.2%増(1万1137台)を達成し、1つ順位を上げて入った。
第3位には、9月14日にSUVモデルのカローラ・クロスを追加設定して他モデルの生産一時停止をカバーしたトヨタ・カローラが7901台(同41.8%減)を記録し、2つ順位を上げて位置。
続く第4位には法人需要も旺盛なトヨタ・アルファードが同28.7%減(7444台)で、第5位には、8月に上級仕様のオーラの販売を開始した日産ノートが同5.2%増(6830台)でランクインした。
第6位には、定番ミニバンとして地道な人気を博す日産セレナが同7.5%増(6828台)と、年度末需要で伸びた3月に次ぐ好結果を残す。
そして第8位には6月に一部改良や特別仕様車の設定を行ったトヨタ・シエンタが同33.0%増(4807台)で、第9位には4月に全面改良を図ったホンダ・ヴェゼルが同34.8%増(3901台)でトップ10入りを果たしている。
続いて、新型車の動きを見ていこう。
新型ランクル/BRZ/シビックは?
8月に300の型式を付けたステーションワゴン型のニューモデルを発売したトヨタ・ランドクルーザーは、生産一時停止を余儀なくされながら同0.2%減(2497台)にとどめて第19位に。
昨年10月にフルモデルチェンジしたスバル・レヴォーグは同1700.0%増(1134台)を成し遂げて第30位にランクイン。
また、7月に全面改良した新型スバルBRZは、同278.4%増の946台を達成して第37位に。9月3日より販売を開始した11代目の新型ホンダ・シビックは同21.5%増の841台を売り上げて第39位に入った。
9月の販売台数ランキング 登録車トップ10
1位:トヨタ・ヤリス(1万2696台)
2位:トヨタ・アクア(1万1137台)
3位:トヨタ・カローラ(7901台)
4位:トヨタ・アルファード(7444台)
5位:日産ノート(6830台)
6位:日産セレナ(6828台)
7位:ホンダ・フリード(6139台)
8位:トヨタ・シエンタ(4807台)
9位:ホンダ・ヴェゼル(3901台)
10位:ホンダ・フィット(3730台)
一方の軽自動車の首位に立ったのは、昨年12月に商品改良を実施したホンダNボックスだ。しかし、第2位以下は大きく順位が変動した。