【どんな層が購入?】日産ノート・オーラ マーケティング予測的中 輸入車からの乗り換えも
公開 : 2021.10.12 05:45
日産ノート・オーラの販売が好調。日産のマーケティング予測は的中したようです。どんな層が購入しているのか紹介します。
高級志向 人気は上位グレード
日産ノート・オーラの販売が好調だ。
公式リリースでは、発売から3週間後の2021年9月8日時点で「1万台突破」として、受注台数は1万0151台だった。
その発表から1か月後の10月8日、日産はメディア向けにノート・オーラの商品企画とマーケティングに関するオンライン意見交換会を実施し、最新の受注台数を含めて、10月7日時点でのさまざまな最新情報を明らかにした。
それによると、累計受注台数は1万6870台となり、この1か月で6000台強伸びている。
グレード別構成比は、Gが26%、4WDのG FOURが7%、上級グレードで皮張りシートを採用しているGレザーエディションが46%、G FOURレザーエディションが20%となり、レザーエディションが全体の66%を占める。
9月8日発表データでは、7割を若干超えていたが、それでもオーラに対する顧客の高級志向が強いことが分かる。
エクステリアカラーでは、2トーンでは日産としての訴求色であるガーネットレッド/スーパーブラックが15%、ピュアホワイトパール/スーパーブラックが19%。
またモノトーンではピュアホワイトパールが17%で、次いでミッドナイトブラックが11%となった。
内装色ではGレザーエディションのうち、ブラックが79%、エアリーグレーが21%という結果となっている。
では、購買層はどんな感じか?
購買層は若い 日産の予想的中
ニスモを除いて、最も多いのが50代(28%)、次いで60代(25%)、40代(17%)、30代以下(16%)、そして70代以上(13%)という内訳となった。
日産のマーケティング担当者によると「ノートは5割が60代以上であり、ノート・オーラは確実に購買層が若い。
われわれの想定ユーザー層が40代後半から50代なので、ほぼ計画どおりだ」と指摘した。
また、男女比率は男性が76%、女性24%である。
もう1つ、ノート・オーラの特徴なのが2WD/4WDの購買比率だ。4WDが28%もある。
日産によれば、一般的にこのセグメントでの4WD比率は10%から15%前後といったところであり、そうした常識からみてノートオーラは4WDに対して2倍以上の需要がある。
背景にあるのが、日産が「上質さを極める次世代電動4WD」と銘打つ4WDシステムだ。
一般的にこのセグメントの4WDは、寒冷地でのいわゆる生活四駆が主流で、実際初代ノートのeパワーでは後輪駆動モーターは最大出力3.5kWにとどめていた。
それがノートならびにノート・オーラで採用した第2世代eパワーでは、ノート・オーラがノートに比べて前輪モーターの出力を上げ、ノート同様に後輪駆動モーターは50kWまで引き上げた。
こうした電動4WDの存在がノート・オーラのプレミアム性を引き上げ、その商品性がユーザーにしっかりと伝わっているといえる。