カウンタック10台、サーキット専用ハイパーカーと共演 ランボルギーニ・デイ2021

公開 : 2021.11.06 17:45

ランボルギーニの祭典に、初代カウンタック10台が登場。ウェブ審査から選ばれた車両です。「エッセンツァSCV12」も披露されました。

2年ぶりの祭典は、カウンタック50周年

11月5~6日の2日間に渡って東京都・新宿で開催された、ランボルギーニ・デイ2021。

ランボルギーニ日本法人が主催するこのイベント、2019年に大阪で行われた第4回に続いて5回目となるが、COVID-19の影響の中、様々なタイミング・方法が模索され、会場に車両を展示しゲストを招くというカタチで無事開催の運びとなった。

2年ぶりの開催となるランボルギーニ・デイは、カウンタック50周年の年となった。
2年ぶりの開催となるランボルギーニ・デイは、カウンタック50周年の年となった。    近藤浩之

今回の大きなトピックスは2つ。

まずは、日本で初公開となる、サーキット専用車「エッセンツァSCV12」の展示。

そして、カウンタック生誕50周年を記念して行われた「ランボルギーニ・カウンタック・コンテスト・ジャパン」の開催だ。

世界限定40台 エッセンツァSCV12

「エッセンツァSCV12に搭載されるの、ランボルギーニが世に送り出した究極のV12自然吸気エンジンです」

「まさにビーストといえるモデルに仕上がり、全世界40台限定となっています。830ps、1200kgのダウンフォースを生み出す究極のマシンなのです」とはイベントの冒頭、登壇したランボルギーニ・ジャパンの代表であるダビデ・スフレコラ氏のコメント。

日本初披露となるエッセンツァSCV12と、ランボルギーニ日本法人代表のダビデ・スフレコラ氏。
日本初披露となるエッセンツァSCV12と、ランボルギーニ日本法人代表のダビデ・スフレコラ氏。    近藤浩之

「2021年は大事な記念の年でもあります。カウンタックの生誕50周年という記念の年にあたります」

「カウンタックは、ランボルギーニにとっても、スーパーカーのファンにとっても特別な意味のあるクルマでしょう。その50周年を祝うにあたりまして、今回最高の1台を選ぶコンテストを開催いたしました。全部で29台のエントリーを頂きまして、オンラインでの予選の結果10台を最終選考に選ばせて頂きました」

ランボルギーニ・カウンタック・コンテスト・ジャパンについて少し補足しておくと、ウェブでの審査で29台の中から選ばれたベスト10の車両を会場に展示。

会期中の6セッションに訪れたゲストの投票によりそれぞれのセッションのベスト1を選出し、その結果からさらに総合1位のカウンタックを選ぶというものだ。

カウンタック総選挙 初陣の結果は?

会場に並んだ10台は、2台のLP400、5台の5000クワトロバルボーレ、そしてLP400S、LP500S、25thアニバーサリーが1台ずつ。

サンタアガタ・ボロネーゼ本社のクラッシックモデル専門部署となるポロストリコ認定車両や、オリジナルペイント、バレンティーノ氏のサインが入った車両、1年に1回、元旦のみに走っているという車両、逆に普段使いやサーキットも走っている車両など、様々なヒストリーと仕様を持つ車両となっていた。

第1セッションに参加した報道陣の投票によるベスト1に輝いたのは、オレンジの1976年式LP400。
第1セッションに参加した報道陣の投票によるベスト1に輝いたのは、オレンジの1976年式LP400。    近藤浩之

もちろん外見から見た限りでは、どれもコンディションが良さそうだ。

撮影が行われたのは、6セッションの初陣となる報道陣向けの時間。

このセッションでベスト1に輝いたのは、オレンジの1976年式LP400。ポロストリコ認定車両で、新車当時から日本にあるというディーラー車。

ここではやはり、カウンタックの市販車としてのオリジナルデザインのLP400が人気だったようだ。

この他会場には、ウラカンSTO、オーナーが様々な仕様をセレクトできるパーソナライゼーションプログラム Ad Personam、ランボルギーニオーナーのためのアプリ「UNICA」、オーナーズクラブのブースなども設置されていた。

エッセンツァSCV12については、続報で紹介しよう。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    近藤浩之

    Hiroyuki Kondo

    某自動車雑誌を経てフリーに。2013年に(株)スカイピクチャー設立(とはいっても1人で活動)。仕事は写真/動画の撮影編集、たまに作文。対象はクルマを始め、建築/フード/人物など幅広いが、要は何でも屋の便利屋。苦手なことは、自分のプロフィールを自分で書くこと(要はこの文章)

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