スバル・ソルテラ発表 4WD/安全性能に独自色 2022年中旬までに導入へ

公開 : 2021.11.11 15:35

スバルは新型EV「SOLTERRA(ソルテラ)」を世界初公開。内外装、走行性能を解説します。

スバル「SOLTERRA(ソルテラ)」

スバルは新型EV「SOLTERRA(ソルテラ)」を世界初公開した。

今後スバルが生み出すBEVの礎として、今、BEVに求められるさまざまな期待を上回り、安心して選んでもらえる実用性を持ったクルマをつくることを目指したという。

スバル・ソルテラ
スバル・ソルテラ    スバル

同時に、スバルに乗り慣れた顧客にも「これは紛れもなくスバルだ」と感じてもらえることも目指したという。

「EVならではの新しい価値や、長年にわたって大切に培ってきた『安心と愉しさ』というスバルならではの価値を詰め込むことで、地球環境に配慮しながらも、これまでのスバルのSUVラインナップと同様に安心して使えるクルマに仕上げました」とコメントする。

スバル・ソルテラの内外装

なめらかな造形のヘキサゴングリルを採用している。

「BEVらしいエネルギー効率の良さを表現しました」(スバル)

スバル・ソルテラの内装。
スバル・ソルテラの内装。    スバル

グリルから始まる水平軸が通ったボディ、そして内側から張り出したダイナミックなフェンダーでSUVらしい力強さを表現する。

内装は、高さを抑えたインパネ造形と、ステアリングホイールの上から見るインパネ上部に配置したトップマウントメーター(スバル初採用)で、開放的な空間を目指したという。

eスバル・グローバル・プラットフォーム

スバル・グローバル・プラットフォームで培った知見を活かし、EV専用プラットフォームとしてトヨタとeスバル・グローバル・プラットフォームを共同開発した。

「eスバル・グローバル・プラットフォームは、操縦安定性が高く、ドライバーのステアリング操作に対してリニアに反応する、スバルらしい動的質感の高い走りを実現します」(スバル)

スバル・ソルテラはeスバル・グローバル・プラットフォームを採用する。
スバル・ソルテラはeスバル・グローバル・プラットフォームを採用する。    スバル

また、EVならではの構造として、車体下部に大容量バッテリーを搭載し、そのバッテリーを骨格の一部としても活用している。

走行性能/4WD(全輪駆動)システム

EVならではの4WDシステムとして、前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する新システムを採用。

長年蓄積してきた4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターだから可能になった高い応答性や自在な前後駆動力配分を活かす。

スバル・ソルテラは、従来のスバルSUVモデルと同様に、悪路での安心感を高める「Xモード」を採用した。
スバル・ソルテラは、従来のスバルSUVモデルと同様に、悪路での安心感を高める「Xモード」を採用した。    スバル

また、従来のスバルSUVモデルと同様に、悪路での安心感を高める「Xモード」を採用した。

新たに、悪路でも車両を安定させながら一定速度での走行を可能にするグリップ・コントロールを追加することで、走破性をさらに強化している。

安全性

ボディ各部位の骨格形状の工夫や材料強度の最適化により、軽量化と、高い衝突安全性能の両立を実現したという。

万が一の衝突の際は、複数のボディ骨格に荷重をスムーズに伝達する構造で効率的に衝突エネルギーを吸収。

ボディ各部位の骨格形状の工夫や材料強度の最適化により、軽量化と、高い衝突安全性能の両立を実現したという。
ボディ各部位の骨格形状の工夫や材料強度の最適化により、軽量化と、高い衝突安全性能の両立を実現したという。    スバル

乗員を守ることはもちろん、高い安全性が求められるEV特有の高電圧機器について「しっかり保護します」とコメントしている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事