トヨタ・カローラ・クロス 欧州仕様発表 2.0L 4気筒ハイブリッドに専用デザイン
公開 : 2021.12.03 18:45
トヨタ・カローラ・クロスが2022年春に欧州で発売されます。日本仕様と異なる専用のデザインを採用。
日本・米国と異なる欧州仕様とは
トヨタは、新型カローラ・クロスの欧州での発売を決定した。英国では来年秋から納車を開始する。
カローラ・クロスは、C-HRとRAV4の間に位置し、アクティブなファミリー層をターゲットにしたミドサイズSUVとして、トヨタのSUVラインナップを完成させる。
欧州仕様車は、昨年発売された米国仕様車とほぼ同じだが、ライト類やフロントグリル、スポイラーが専用デザインとなっている。
プリウス、C-HR、カローラと共通のTNGA-Cプラットフォームを採用し、サイズは全長4460mm、全幅1825mm、全高1620mm。欧州では日産キャシュカイが同クラスのライバルとなる。
パワートレインには、効率性とトルクを向上させたトヨタの第5世代ハイブリッドシステムを採用。前輪駆動モデルでは、2.0L 4気筒のガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせで199psを発揮し、0-100km/h加速は8.1秒となる。4輪駆動モデルでは、リアアクスルに41psの電気モーターが追加されるが、その性能はまだ確認されていない。
高効率のハイブリッドシステム
カローラ・クロスは摩擦の低減、潤滑油の改善、モーターの高出力化などにより、燃費効率を向上。また、最新のリチウムイオンバッテリーを採用することで、性能を高めながらも40%の軽量化を実現している。
走行性能については、加速時のリニア感とコントロール性が向上し、車速とエンジン回転のマッチングが良くなったことで、「より直感的で自然なドライビング・エクスペリエンスを提供する」としている。
また、欧州仕様独自のダッシュボード・レイアウトを採用し、12.3インチのデジタルコックピットと10.5インチのタッチスクリーン・インフォテインメント・システムを新たに搭載。アップル・カープレイとアンドロイド・オートのワイヤレス接続機能を備えている。
運転支援システムのトヨタ・セーフティ・センスでは、衝突軽減のプリコリジョン・システムやカットイン・トラフィックアシストなどを搭載している。無線アップデート機能により、システムは常に最新の状態に保たれ、新機能も追加されていく。
欧州仕様のカローラ・クロスは、2022年春に発売され、秋には納車が始まる予定。価格は未発表だが、C-HRとRAV4の間に位置する3万ポンド(約450万円)弱の設定になると思われる。