次期トヨタGRカローラ 最高出力272psの4輪駆動ホットハッチに? ティーザー画像公開

公開 : 2021.12.05 17:45

米国トヨタが「GRカローラ」と思われるプロトタイプをこっそりと公開。4輪駆動の採用が示唆されています。

ボディ側面に「GR-Four」の文字

米国トヨタは、新型「GRカローラ」の登場をさりげなく予告した。SNSで公開されたカローラ・ハッチバック(カローラ・スポーツ)の画像に、カモフラージュを施したプロトタイプが写っている。

全体的なデザインは確認できないが、待望のGRカローラではないかと考えられる。アグレッシブなフロントエンドの形状と専用アルミホイールにより、標準のトヨタ・カローラとの差別化を図っていることは明らかだ。

米国トヨタが公開した画像。左端に隠れるように写っているのが「GRカローラ」と思われる。右は標準のカローラ・ハッチバック。
米国トヨタが公開した画像。左端に隠れるように写っているのが「GRカローラ」と思われる。右は標準のカローラ・ハッチバック。    トヨタ

しかし、この2台の違いは、ヤリスとGRヤリスの違いほど大きくはないだろう。

今回の画像では、ボディ側面に「GR-Four」の文字が見えている。これは4輪駆動であることを示すとともに、同じくGR-Fourの名のもとに開発されたGRヤリスとパワートレインを共有する可能性を強く示唆している。

GRヤリスに搭載されている1.6L 3気筒ターボエンジンは、最高出力260ps、最大トルク36kg-mを発揮し、0-100km/h加速5.3秒、最高速度230km/hに達する(欧州仕様)。このエンジンを改造したユニットは、水素を燃料とするカローラのレーシングカーにも搭載されている。

これまでの予告では、GRカローラの最高出力が272psになることが示唆されており、これは日本仕様のGRヤリスと同等だ。

GRカローラは、ホンダシビックタイプRやフォルクスワーゲン・ゴルフGTIのライバルとなるが、どの市場で販売されるかは明らかではない。これまでの予告はすべて、GRヤリス未導入の米国で発表されたものだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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