軽の11月の販売ランキング、Nボックスが1位に 10月首位のスズキ・ワゴンR/スマイルは?
公開 : 2021.12.06 19:45 更新 : 2021.12.06 19:50
11月の軽の販売ランキングが発表に。スーパーハイトワゴンが上位を占めるなか、前月首位のスズキ・ワゴンRには車種追加の効果が見られます。
ワゴンRは5位も、前年比が大幅アップ
サプライチェーンの混乱が長引いて生産調整の必要に迫られ、新型車/人気車の受注残が続いている状況下、2021年11月の新車販売の車名別ランキングが発表された。
軽自動車については、3か月ぶりにスーパーハイトワゴンがトップ3を占めた。
首位に立ったのは、前年同月比1.3%減ながら1万5482台を販売したホンダNボックスで、2か月ぶりにトップに返り咲く。
続く第2位には、9月に仕様変更を図って同2.1%増(1万822台)を達成したダイハツ・タントが、前月より6つ順位を上げてランクイン。
第3位には、一部改良の直前とあって同10.3%減(1万790台)にとどまったスズキ・スペーシアが入った。
また、前月第2位の日産ルークスは、同17.8%減(7413台)と苦戦して第4位に陥落。
前月首位のスズキ・ワゴンRは7267台の販売台数で第5位にダウンしたものの、9月に追加設定した新バージョンのスマイルが高い人気を維持。前年同月比ではトップ10で唯一2ケタ増の39.8%増を成し遂げた。
2021年11月の軽四輪車・通称名別新車販売速報
1位:ホンダNボックス(1万5482台)
2位:ダイハツ・タント(1万822台)
3位:スズキ・スペーシア(1万790台)
4位:日産ルークス(7413台)
5位:スズキ・ワゴンR(7267台)
6位:ダイハツ・ムーヴ(5979台)
7位:ダイハツ・タフト(5613台)
8位:ダイハツ・ミラ(5396台)
9位:スズキ・ハスラー(4812台)
10位:スズキ・ジムニー(4652台)
注目モデルの動向に触れていこう。
10月に一部仕様変更を行ったスズキ・ジムニーは、前年同月比7.1%増(4652台)を記録。
2022年3月での生産終了前に、αとβの2タイプの追加生産を11月に発表したホンダS660は、同135.1%増(529台)を販売する。
また、4月に一部改良を図ったダイハツ・コペンは、同34.7%増(384台)を達成した。
登録車に関しては、新型車や定番モデルが販売上位を占める。
登録車は? ヤリスの首位記録が止まる
登録車の首位に立ったのは、9月にSUVモデルのカローラ・クロスを追加設定したトヨタ・カローラで、前年同月比41.2%増(1万3631台)を記録して2020年3月以来、17か月ぶりのトップにつく。
先月まで16か月連続でトップを守ってきたトヨタ・ヤリスは、同40.1%減(1万1940台)と苦戦して第2位に陥落した。
続く第3位には、定番ハイトワゴンのトヨタ・ルーミーが、同27.9%増の(1万1654台)を達成してランクイン。
第4位には、8月に上級仕様のオーラの販売を開始した日産ノートが同171.9%増(9412台)で、第5位には、7月にフルモデルチェンジして第2世代に移行したトヨタ・アクアが同109.6%増(7251台)でトップ5入りを果たした。
また、4月に全面改良を図ったホンダ・ヴェゼルは、前年同月比147.2%増(5381台)を記録して第10位に入る。
2021年11月の乗用車ブランド通称名別順位
1位:トヨタ・カローラ(1万3631台)
2位:トヨタ・ヤリス(1万1940台)
3位:トヨタ・ルーミー(1万1654台)
4位:日産ノート(9412台)
5位:トヨタ・アクア(7251台)
6位:トヨタ・ヴォクシー(6711台)
7位:トヨタ・ライズ(6217台)
8位:ホンダ・フィット(6074台)
9位:トヨタ・アルファード(5423台)
10位:ホンダ・ヴェゼル(5381台)
続いて、新型車の販売成績を見ていこう。