「馬力」のトップランカー 17選 最高出力1000psオーバー! 世界最強の市販車大集合
公開 : 2022.01.01 06:05
どんな時代でも、「力」ある存在には心惹かれるもの。今回は最高出力1000psを超える市販車を紹介します。
もくじ
ーもっとパワーを
ーSVEステージIIイェンコ/SCコルベット - 1014ps(2019年)
ーキャデラックCTS-V HPE1000 - 1014ps(2019年)
ーテスラ・モデルSプラッド - 1020ps(2021年)
ーブリストル・ファイターT - 1026ps(2006年)
ールーシッド・エア - 1126ps(2021年)
ーアストン マーティン・ヴァルキリー - 1176ps(2021年)
ーゼンヴォTSR-S - 1193ps(2021年)
ーブガッティ・ヴェイロン・スーパースポーツ - 1200ps(2010~2011年)
ーメルセデスAMGワン - 1248ps(2022年)
ーSSCアルティメット・エアロXT - 1318ps(2004~2013年)
ーNextEVニオEP9 - 1379ps(2016年)
ーブガッティ・シロン - 1500ps (2016年)
ーケーニグセグ・レゲーラ - 1520ps(2016年)
ーワイネック・コブラ - 1622ps(2006年)
ーヘネシー・ヴェノムF5 - 1842ps(2020年)
ーリマック・ネヴェーラ - 1940ps(2021年)
ーロータス・エヴァイヤ - 2000ps(2020年)
もっとパワーを
最高出力1000psの市販車というのは、少し前まではちょっと馬鹿げた存在に思えた。しかし、今やこの「馬力狂」のクルマは増え続けている。
いまどき馬力を追い求めるのは時代遅れかもしれないが、今回取り上げる馬力狂の多くは、最新の電動化技術の助けを借りたハイブリッドまたは完全EVである。
いかなる時代においても、力ある存在には不思議と心を惹かれるものだ。今回は最高出力1000psを超える市販車を、数値が低い順に17台紹介する。
SVEステージIIイェンコ/SCコルベット – 1014ps(2019年)
スペシャリティ・ビークル・エンジニアリング(SVE)は、米国でドラッグレースを行っていた経歴を持つ会社で、1000ps超のコルベットを作ることは通常の業務の範囲内である。
ステージIIイェンコ/SCは、大幅に改良されたシボレー製6.8Lエンジンにスーパーチャージャーを追加し、魔法のような4桁のパワーを獲得している。7速MTを標準装備し、価格はコルベットよりも少し高い7万1020ドル(約810万円)である。そのため、現在販売されている1000ps超のクルマの中では、おそらく最もお買い得なものだろう。
膨大なパワーに対応するためにブレーキとサスペンションも改良されているが、それでも手に負えないという人向けに、出力を846psに抑えたモデルが用意されている。また、カマロに同じエンジンを搭載したモデルもある。
キャデラックCTS-V HPE1000 – 1014ps(2019年)
馬力狂のヘネシーは、特注のハイパーカーだけにとどまらず、1000ps超のキャデラックCTS-V「HPE1000」を製造してくれる。4ドア・セダンでありながら、0-97km/h加速2.7秒、最高速度320km/hを実現する。しかも2年2万4000マイルの保証付き。
キャデラックのオートマチック・トランスミッションはそのままに、パワーに対応するように強化された上で、後輪駆動となった。HPE1000は、16万3480ドル(約1870万円)を出す余裕があれば、4シーターとしては異例の選択肢となる。
テスラ・モデルSプラッド – 1020ps(2021年)
通常のモデルSでスリルを味わえないのであれば、モデルSプラッドが望みを叶えてくれるだろう。1000psを超えるパワーと、ポルシェ・タイカン・ターボSよりも200kg軽いプラッドは、0-97km/h加速が1.99秒と謳われている。理想的な条件下でしか達成できないかもしれないが、それでも目を見張るような数字だ。
価格は15万9433ドル(約1820万円)からで、現在販売されている他のEVと比較しても安くないことは確かだ。しかし、この記事で取り上げている他のモデルに比べれば、コストパフォーマンスに優れていると言えるだろう。