【フェラーリを120回ローンで購入】30歳になった会社員 この1年は2度のトラブル それでも希望持ち続け
公開 : 2021.12.31 12:00 更新 : 2022.03.25 18:48
ちょうど1年前にご紹介した、29歳120回ローンでフェラーリ360モデナ・オーナーの1年を伺いました。
立て続けに故障に見舞われ
神奈川県に住む30歳会社員のつかぽんさんが120回ローンでフェラーリ360モデナを購入し、丸2年が経った。
購入から1年が経過した頃、AUTOCAR JAPANでつかぽんさんにインタビューをして、360モデナ購入までの道のりや、モデナが連れてきた様々な幸せストーリーを伺った。
あれから1年、つかぽんさんとモデナはどうしているだろうか? ふと気になって共通の知人に様子を伺ってみたが、この1年スーパーカー関係のイベントにも全く顔を出していないという。
勇気を出してつかぽんさんにメールをしてみたら、すぐに返事が届いた。
現在も360モデナを所有しているがこの1年は整備や修理であまり乗れなかったという。
「2021年になった直後から立て続けに故障に見舞われてしまい納車2年目はほとんど乗ることができませんでした」
「1つ目は燃料ポンプからのガソリン漏れでした。ある冬の日、伊豆スカイラインまで走りに行き、景色の良いところでクルマを停めた時のできごとです」
「愛車の写真を撮った後、乗り込もうとドアを開けると、うっすらとガソリンのにおいがしました」
「気のせい? とも思いましたが、帰りの高速でもガソリンのにおいが不規則に漂ってきます」
「(いよいよクラシックカーの仲間入りをしたか)と呑気に考えた一方、数年前に車両火災でフェラーリが大炎上しているニュースの映像が脳裏に浮かびました」
「いつも整備でお世話になっているフェラーリ専門店の工場長の方にご相談したところ『燃料ポンプからのガソリン漏れの可能性がある』とのアドバイスをいただき、車両火災を恐れて修理が完了するまで乗るのをやめました」
修理の前に自分で分解に挑戦!
実はつかぽんさん。修理に出す前に燃料ポンプが見えるところまで分解に挑戦していた。
「お店に持って行く前に、まず起きている事象を確認してみようと思ったんです」
「モデナはエンジンルームの左右に燃料ポンプがあり、ガラスフードのダンパーを外して、さらにとてつもない大きさのカバーを外す必要がありました」
「左右の燃料ポンプが見えるところまで分解してみると、ポンプ本体は白いプラスティックであるのに対し、左のポンプだけ、周辺にピンク色のにじみ(ガソリンの漏れた跡)ができていました」
「これをもとに、お店の方に相談し左の燃料ポンプ交換のみで事なきを得ました。
修理じたいはフェラーリ専門店にお願いし、部品/工賃合わせて10万円程度でした」
燃料ポンプ交換で10万円とはフェラーリにしていたらかなりリーズナブルな印象だ。事前に自分で確認をしていたのがよかったのだろうか?
「そうですね。周辺のオーナーに相談したところ、最低でも15~20万円はするのでは? という話を聞いていたので、10万円で仕上げていただきホントに助かりました」
そして、次のトラブルに見舞われる間、つかぽんさんは久しぶりにフェラーリのツーリングに参加した。
「たくさんのフェラーリと共に走る光景はまさに非日常で、官能的な音に囲まれて非常に興奮しました」
しかし、ホッとしたのもつかの間。今度はドアの故障に見舞われる。