電動化叫ばれる時代にこそ いま買っておくべき国産純エンジン車5選
公開 : 2022.01.03 09:45 更新 : 2022.01.03 10:25
電動化が叫ばれる時代だからこそ、純エンジン車が恋しくなります。今買っておくべき最高の5モデルを紹介します。
敢えて乗るなら最高のエンジンを
この先10年ほどで急速にEV(電気自動車)が普及するなどとはまったく思っていない。
しかし、グローバル視点で考えると欧州発のヒステリックなまでのカーボンニュートラルにより、クルマに対する燃費の締め付けはますます厳しいものとなるだろう。
するとどうなるか。たとえEVやFCV(燃料電池車)のようにエンジンを排除して完全にモーター化する車種が爆発的に増えなかったとしても、エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドが必須となるのは間違いない。
いわゆる電動化だ。
もちろん、モーターを組み込んだ電動化を否定するつもりはない。
燃費への貢献という正義はあるし、ハイブリッドシステムの程度にもよるが簡易的なマイルドハイブリッドであれば軽自動車のように大きな価格アップなく搭載することもできる。
しかし、本当にそれでいいだろうか。
世の中の流れは止められないし電動化は「正義」なのだか、ここで声を大にしてクルマ好きに問いたいのは「黙ってそれを見ているだけでいいのか?」ということだ。
ストレートにいってしまえば「電動車なんてこれからいつでも乗れる。だからこそ、モーターを組み込まないピュアエンジン車に今こそ乗っておくべきではないのだろうか?」である。
この記事は、そんな意見に共感してくれる人だけを対象としたものだ。
「オレはハイブリッドでいいもんね」というのであれば、見なかったことにしてこのページを閉じることをオススメする。
というわけで、今だからこそピュアエンジン車に乗っておこうという考えに共感してもらえる人に伝えたいのは「あえて乗るなら、最高に気持ちいいエンジンを!」ということ。
いくらピュアガソリンエンジンとはいっても、エンジン自体がエネルギッシュでそのフィーリングに刺激や快楽がなければあえて乗る意味なんてない。
つまらないエンジンに興味はない。どうせならそのエンジンの酔いしれ、気持ちよさに昇天するか溺れさせてくれるくらいのエンジンを選ぶべきである。
日産スカイライン400R
そんな麻薬のようなエンジンの筆頭といえるのは、日産「スカイライン400R」に積むVR30DDTT型3.0LのV6ツインターボだ。
このエンジンは最高出力も405psとかなりのパンチ力だが、体感すべきはそこではない。
このエンジンはターボエンジンながら、低回転で力が強い代わりに高回転が苦手という今どきの実用ターボとは真逆の特性。
回転を上げれば上げるほど、湧き出すかのようにパワーがさく裂するのだ。フィーリングもサウンドも官能的で、いま味わっておくべきエンジンの代表格といえる。