ポルシェ911ターボ 「992.2」世代のプロトタイプ発見 デザイン小変更
公開 : 2022.01.14 18:25
欧州でポルシェ911ターボの改良モデルの冬季テスト車両を発見。細部のデザインに変更点が見られました。
992.2世代が欧州で冬季テスト中
ポルシェは、911の改良モデルを開発中だ。現行世代は計画されたライフサイクルの中で中間地点に差し掛かっている。
この改良モデルは伝統的な命名法に沿って「992.2」世代とされることが決まっており、今回はターボ仕様で寒冷地テストを行う姿が目撃された。これにより、変更点をいち早く確認することができた。
2019年に発売されたばかりの992世代911は、ポルシェの現在のラインナップのなかで、タイカンに次いで2番目に新しいモデルラインである。そのハードウェアのほとんどが最新の状態にあることから、911の通例として、今回の改良は大幅なものではなく、繊細な進化となることだろう。
例えばデザインは、現在販売されているモデルからほとんど変更が見られない。最も目立つ違いは、可動式エアロパーツを組み込んだフロントバンパーの形状変更と、ターボのライトバーを取り払っている点だろう。
ハイブリッド導入の可能性も
また、フロントスプリッターの中央には、2つのセンサー(現在は1つ)を備えた新しいレーダーが搭載され、リアのテールライトバーは分割されたようだ。
インテリアもほぼ手付かずと予想されるが、以前目撃されたプロトタイプではメーター部分が覆い隠されていたことから、アップグレードが予定されていると思われ、タイカンで導入された全デジタル式のメーターを採用する可能性がある。
ドライブトレインの大幅な変更を行う可能性は低いが、改良時(おそらく2023年)には、長年の懸案だった911ハイブリッドがラインナップに加わる可能性はある。
昨年、ニュルブルクリンクで電動化された911のプロトタイプが目撃されたこともあり、発売時の予告通り、フラット6をハイブリッド化する作業が順調に進んでいることが伺える。