次期ランドローバー・ディフェンダー130 市販デザインが明らかに 8人乗りのロングSUV

公開 : 2022.01.24 06:05

まもなくランドローバー・ディフェンダーにロングボディの「130」が登場します。そのデザインが明らかに。

高級志向のフラッグシップSUV

発売に向けて準備が進められている新型ランドローバーディフェンダー130だが、米国に提出された特許申請の中で、そのデザインが明らかにされた。ディフェンダー130はボディを延長した8人乗りモデルである。

以前、ドイツでカモフラージュを施したプロトタイプが目撃されているが、今回確認された新しいスケッチでは、市販モデルの最終的なスタイリングが見て取れる。

米国に提出されたランドローバー・ディフェンダー130のスケッチ
米国に提出されたランドローバー・ディフェンダー130のスケッチ

ロングボディの130は、現行の110と90に続く第3のボディスタイルとなり、欧州ではアウディQ7BMW X7、米国ではキャデラックエスカレードジープグランドワゴニアなどに対抗する高級志向のフラッグシップと位置づけられる。

発売日はまだ確定していないが、2019年にリークされた社内プレゼンテーションでは、8人乗りSUVとして2022年に登場することが確認されている。

130はディフェンダーシリーズの「プレミアム・エクスプローラー」、エントリーモデルの90は「イメージアイコン」、110は「ディフェンダーの決定版」と位置づけられるという。そのため、価格も高く設定され、最上級のグレードのみが用意されるようだ。

全長5.1m ハイブリッドやV8も搭載?

初代ディフェンダー130は110よりもホイールベースが延長されたが、新型はリアオーバーハングが目に見えて大きくなり、全長は5.1mと、110よりも342mm、ライバルのメルセデス・ベンツGクラスよりも227mm長くなっている。

以前目撃されたプロトタイプは、新しいマイルド・ハイブリッド3.0L直6ガソリンエンジンを搭載していた。このエンジンは、ディスカバリーでは最高出力360psを発生し、0-100km/h加速6.5秒を達成している。

米国に提出されたランドローバー・ディフェンダー130のスケッチ
米国に提出されたランドローバー・ディフェンダー130のスケッチ

また、130にはプラグイン・ハイブリッドのP300eや、最高出力550psのスーパーチャージャー付きガソリンV8など、ディーゼルおよびガソリンのパワートレインがラインナップされると予想されている。

130とは別で、フォード・レンジャーや三菱L200に対抗するピックアップトラックのバリエーションも登場が期待されている。

ランドローバーのビークルプログラム・エグゼクティブ・ディレクターであるニック・コリンズは、ディフェンダーについて「構造上の制限はない」と語り、ピックアップトラックを導入することでディフェンダーを「ファミリー」として確立するという意図を示した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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