BMW 8シリーズ 改良で2022年モデルへ 装備充実、新カラーも追加 3月に一般公開予定
公開 : 2022.01.26 18:25
BMW 8シリーズとM8が改良を受け、Mスポ・パッケージが標準装備となるなど仕様向上が図られました。
Mスポ・パッケージを標準装備
BMWは、改良型の8シリーズとM8(クーペ、カブリオレ、グランクーペ)を発表した。両モデルは3月上旬、米国で開催されるエメリア島コンクールで一般公開される予定だ。
2022年モデルとなった8シリーズには、これまでオプションだったMスポーツのスタイリング・パッケージが標準装備されている。
このパッケージでは、アグレッシブなフロントバンパーにリヤディフューザー、新デザインの19インチホイールを採用する他、6気筒モデルにはブルーキャリパーを備えた強化ブレーキなど、Mデザインの特徴的要素が数多く追加される。
よりパワフルなV8モデルにも同様の装備が施され、フロントスプリッター、サイドミラー、リアスポイラー、ディフューザーが「ダーク・シャドウ・メタリック」カラーとなっている。また、新しい20インチホイールとMスポーツ・ディファレンシャルも標準装備される。
新しいカラーとホイールの追加
上級モデルのBMW M8には、シャドー・ラインを含む一連の新カラーと、新デザインの20インチMスポーツ・アルミホイールが採用された。
8シリーズとM8共通で、イルミネーション・グリルがオプションで用意されている。これは改良前のモデルに見られるデザインを軽く変更したもので、「アイコニック・グロー」パッケージと組み合わせて設定される。
グリルエレメントごとにイルミネーション・サラウンドと「ウォーターフォール」ライティングが施されるものだ。ドアを開けると点灯し、手動でオフにすることも可能。
また、BMW Mの設立50周年を記念して、8シリーズとM8の全モデルにはクラシックな青、紫、赤のMエンブレムがオプションで用意されている。
車載ディスプレイも大型化
インテリアでは、6気筒モデルにはマルチコンターシート(フロント)を標準装備。インフォテインメント・ディスプレイは、従来の10.25インチから12.3インチに大型化された。
パワートレインとして、840i xドライブには最高出力338psのターボチャージャー付き3.0L直列6気筒ガソリン、M850i xドライブには530psのターボチャージャー付き4.4L V8、840d xドライブには340psのターボチャージャー付き3.0L直列6気筒ディーゼルを搭載する。
一方、M8では引き続き600psのツインターボ4.4L V8エンジンを搭載するが、コンペティションモデルでは620psに引き上げられ、0-100km/h加速タイムは3.2秒となる。