次期レクサス「RZ 450e」 プロトタイプ公開 スポーツ志向の電動SUV、今春登場

公開 : 2022.02.02 20:56  更新 : 2022.04.22 00:29

レクサスが性能重視の新型EV「RZ 450e」のプロトタイプを公開。今春に発表する意向を示しました。

新型EV 春頃の登場を予告

2022年春に登場するレクサスの新型EVは、「RZ」と呼ばれるパフォーマンス重視のSUVになる。

RZは昨年12月、トヨタとレクサスが15台の新型EVコンセプトカーを公開した際に、ほぼ生産可能な形でプレビューされている。e-TNGAプラットフォームをベースに、「運転体験を次のレベルに引き上げる」ことを目的に、特注の改良が加えられている。既存のNXと同じようなサイズであり、スタイリングも近い。

レクサスRZ 450eプロトタイプ
レクサスRZ 450eプロトタイプ    レクサス

レクサスの2021年世界販売台数の発表とともに公開された新しい画像からは、「RZ 450e」の姿をはっきりと確認することができる。デザインは12月のコンセプトと変わらず、全体的にはプラットフォームを共有するスバルソルテラやトヨタ bZ4Xに近いが、ブラックのCピラーが独特の雰囲気を醸し出している。

リアは、トヨタとスバルの兄弟車とは根本的に異なっている。LF-Zコンセプトで採用されたスリムなリアライトバーやブランドネームは、レクサスEVの特徴になりそうだ。

スポーティーな電動SUV

欧州副社長のパスカル・ルーシュはAUTOCARに対し、レクサスの優先課題は「爽快なドライビング・パフォーマンス」を提供することであり、「ブランドのスポーティなポジションをサポートする」バリエーションを将来のEVで実現することを示唆した。

RZは、完全可変4輪駆動とステアバイワイヤ技術を搭載し、「驚異的なコーナリングと路上追従性」を約束するとのこと。

レクサスRZ 450eプロトタイプ
レクサスRZ 450eプロトタイプ    レクサス

モーターの軽量化・コンパクト化、ボディ剛性の向上、レクサス独自の完全可変4輪駆動技術「ダイレクト4」の採用など、独自の改良を加えることで、オンロードでの運転体験の向上を目指している。

ダイレクト4は、各車輪への動力供給を素早く配分し、状況に応じて前輪・後輪・4輪駆動を瞬時に切り替えることができる。レクサスは、将来のすべてのEVにこのシステムを採用しようとしている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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