マセラティ 限定色の特別仕様車「MCエディション」 ギブリ、クアトロポルテ、レヴァンテに導入

公開 : 2022.02.04 06:05

マセラティは、レースにインスパイアされた特別仕様車を3モデルに設定。青と黄の専用カラーが特徴です。

V8モデルに設定 モデナのイメージカラー

マセラティは、ギブリクアトロポルテレヴァンテに特別仕様車「MCエディション」を導入した。

この仕様は、マセラティが1926年にレース活動を開始して以来、築き上げてきたコンペティションでの名声に対するオマージュとして、「妥協のないパフォーマンスとレーシング・スピリット」を称えたものである。

マセラティ・ギブリMCエディション
マセラティ・ギブリMCエディション

MCエディションは、3モデルのV8エンジン搭載車にのみ設定される。専用カラーとしてジアロ・コルセ(イエロー)とブルー・ヴィットリアの2色が用意されている。イエローとブルーは、マセラティが創業した地であり、現在も自動車を生産しているイタリアの都市モデナのオフィシャルカラーである。

2色とも3層構造となっており、メタリックのジアロ・コルセは光の加減でわずかに青みがかった色合い、ブルー・ヴィットリアはマットな仕上がりとなっている。

その他、エクステリアの特徴としてピアノブラックのディテール、リアウィングとBピラーに装着されたスペシャルバッジ、ブルーのブレーキキャリパー、グロスブラックの21インチホイール(レヴァンテは22インチ)などが挙げられる。

インテリアにも限定色を配置

インテリアでは、ブルーのカーボン製エレメントがセンターコンソールとドアにあしらわれ、ブルーとイエローのステッチが随所に施されている。ブラックレザーシートには、アクセントとしてデニムを組み合わせた。

ヘッドレストには「MC Edition」のロゴが入り、センターコンソールには特別なバッジが装着されている。さらに、電動サンルーフ、Bowers and Wilkins製サラウンドサウンドシステム、運転支援パッケージを標準装備。

マセラティ・レヴァンテMCエディション
マセラティ・レヴァンテMCエディション

パワートレインは、最高出力537psを発生するフェラーリ製3.8L V8ツインターボ(トロフェオ仕様に搭載)が採用されている。

0-100km/h加速はギブリMCエディションで4.3秒、クアトロポルテMCエディションで4.5秒、レヴァンテMCエディションで4.1秒。最高速度はギブリとクアトロポルテで327km/h、レヴァンテで300km/hを達成する。

価格は未定だが、欧州では今月末から受注を開始する予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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