5年ぶり新型車! アルファ・ロメオ・トナーレ登場 小型SUV、激戦区にまた1台
公開 : 2022.02.08 23:03
アルファ・ロメオ・トナーレが世界発表されました。ステルヴィオの弟分にあたる小型SUVの代表的な情報をお伝えします。
アルファ・ロメオ 5年ぶり新型車
イタリアの自動車ブランド「アルファ・ロメオ」から5年ぶりに新型車が発表されました。
新型車の名前は「アルファ・ロメオ・トナーレ」。同社は「コンパクト」と表現するSUVです。
全長:4.53m、全幅:1.84m、全高:1.60m。既にラインナップされるステルヴィオは、全長:4.69m、全幅:1.91m、全高:1.68m。
SUVとはいえスポーティといえる見た目だけにサイズ感がわかりづらいかもしれませんが、前後に16cm短く、幅は7cm小さい、そして背は8cm低いということになります。
ハイブリッドモデルを複数用意
ハイブリッドおよびプラグインハイブリッドが揃えられたというのもポイントです。
1.5L 4気筒のガソリンエンジン(162ps)に、電気モーター(15kW)を組み合わせるハイブリッドモデルの他に、132psのハイブリッドモデルも存在。
現段階の最強モデルとして、1.3Lガソリンエンジンにモーターを組み合わせ279psを発揮するプラグインハイブリッドモデルも設定されています。
こちらは静止状態〜100km/hまで6.2秒。電力だけで60km以上走ることができるといいます(複合サイクル)
またシンプルな1.6Lディーゼルエンジン搭載車も発表されています。こちらは132psを発揮します。
いづれかが日本市場でも販売されることになるでしょう。
走りだけではなく安全性能も
ここまではアルファ・ロメオらしい走りにまつわる部分をハイライトしましたが、(もちろん)きちんと安全性にも気を遣っています。
「オートノマス・エマージェンシー・ブレーキング・ウィズ・バルネラブル・ロードユーザーズ」。長い名前ですが交通弱者に配慮した自動緊急ブレーキのことを指します。
歩行者やサイクリストの存在を検出して潜在的危険をドライバーに警告。衝突を回避するか衝突の影響を最小限に抑えるため、車両を完全に停止させることができます。
ほかにはドライバー眠気検知/死角検知も備わります。また後退時に側方から近づいてくる車両がある場合に警告メッセージを発します。
前後左右4か所に高解像度カメラを設置し、車体をあたかも俯瞰して見ているかのような映像を10.25インチの画面に映し出すことも可能です。
きちんと走りのレベルも追求
アルファ・ロメオ=走り、あるいはルックスを連想する方も少なくないはず。
そんな方に向けて、アルファ・ロメオらしい外観はキープされており、そこに現代的なデザインを取り入れているといった印象ではないでしょうか。
たとえばヘッドライトはかつてのSZザガートを、ボディラインは8Cコンペティツィオーネからヒントを得ていると明言しています。
また、サスペンションは、やはり走行時、ドライバーを満たしてくれるセッティングになっていると言えそうです。
リアは独自の3アーム形状。反応を素早くし、横方向加速も「最高レベル」だといいます。KONI社と共同開発した技術のおかげで「完璧なロードホールディング性能」と同社は胸を張ります。
残念ながら、日本への導入時期や価格、日本仕様パワートレインの詳細は明らかになっていません。
続報が届き次第、いち早くお届けさせて頂きます。