激戦区、さらに競争加熱! アルファ・ロメオ・トナーレ登場 クール/環境意識のSUVライバル10選
公開 : 2022.02.09 05:45 更新 : 2023.01.26 12:33
アルファ・ロメオ・トナーレの登場で、高級ブランドメーカーを含む、クールで環境まで重視したライバルを10台並べてみました。
アルファ初の電動化 ライバルの条件は
アルファ・ロメオのSUV「ステルヴィオ」の弟分として登場が噂されていた同社のコンパクトクロスオーバーSUVが「トナーレ」です。
昨年デビューするはずだった予定が少し遅れ、日本発売は2023年2月18日となりました。価格は524万円〜。
現在手に入っている情報から、そのライバルを想定してみました。
ライバルを選ぶ上で最も重要になるのはボディサイズでしょう。トナーレの3サイズは全長:4.53m、全幅:1.84m、全高:1.6m。
セグメントでいえばSUVのプレミアムCということになります。
ちなみに兄貴分でDセグメントのステルヴィオとの全長差は16センチ。そう聞くと大差ない感じがするかもしれません。
ですがサイズ的にトナーレに近いアウディQ3と、ひとクラス上のアウディQ5の全長も19cm差なので、これは一般的な数値と言えます。
つまり「コンパクトSUV」といってもトナーレは日本の普段使いにおけるジャストサイズということが言えるでしょう。
これまでアルファ・ロメオを語る際、「個性的なデザイン」や「スポーティな走り」が2トップとしてその魅力を代弁してきました。
ところが今回のトナーレでは、アルファ・ロメオ初の電動化が前面に押し出されています。
となるとライバルの条件は、スタイリッシュやスポーティといった個性を重視したモデルだけでなく、電動化を含んだモデル、もしくはディーゼルのように省燃費性能の高いモデルも含まれるでしょう。
ドイツのスポーティ・グレード対Q4
トナーレのライバルとなるのは、CセグメントのコンパクトSUVの世界におけるベンチマークという見方も当然あるでしょう。メルセデス・ベンツのGLAとGLB、BMWのX1やX2、アウディのQ3とQ3スポーツバック、VWのティグアンといったドイツ勢です。
とはいえ3列シート仕様もあり背が高めのメルセデスGLBと、Q3スポーツバックに比べれば地味なQ3は、スポーティを是とするアルファ・ロメオのライバルとしては、少し物足りないかもしれません。
こうして残ったドイツの5モデルは全てディーゼルやスポーティ・グレードの設定がありますが、ハイブリッドは見当たりません。
C~Dセグメント以下のモデルの電動化はハイブリッドではなくピュアEVで実現ということなのでしょう。
実際にドイツの各メーカーはC~DセグメントのピュアEVをすでに販売、または発表しています。
トナーレには2種類のパワートレインが搭載される予定になっています。ベーシックグレードの最高出力は130psと160psの2種類。
一方トップグレードの「Q4」はエンジンで前輪を、モーターで後輪を駆動するAWDで総計275psの最高出力を誇ります。
ドイツのコンパクトSUV対トナーレという図式では、ドイツのスポーティ・グレード対Q4というかたちになるのではないでしょうか。