「360°」+「後方」の実力は? ケンウッド最新2カメラ式ドラレコ、DRV-C770Rを検証
公開 : 2022.02.14 11:45 更新 : 2023.11.24 14:27
360°カメラとリアカメラをセットに。そんなドライブレコーダーがKENWOODから登場。実機をクルマに取付けて、昼・夜の映像を確認しましょう。
最強スペックをコンパクト設計で
今や注目度ナンバーワンのカーグッズが「ドライブレコーダー」。衝突事故などだけでなく、あおり運転対策としても装着をする人が増えてきている。
ケンウッドでは、さまざまなドライバーのニーズに対応できるよう業界トップクラスの幅広い製品ラインナップを用意。
1月には、360°カメラにリアカメラをセットしたシリーズ最強スペックの「DRV-C770R」を発表したが、今回2月下旬の発売に先駆けて同製品のレビューを行うことができた。
本体はスリムかつコンパクト(74×86.7×31.2mm)でケンウッドらしい洗練されたデザインが目を引く。
下端の部分には水平360°/垂直240°の撮影画角を持つ全天周型カメラを備え、GPSやGセンサー、2.4インチディスプレイも内蔵している。
リアカメラ/取付け/操作性は?
組み合わされるリアカメラユニットもコンパクト(60×25×28.5mm)で、ルームミラーに映り込んでも目障りになりにくく、後方視界を妨げる心配がない。
リアウインドウの角度に合わせて自由な角度調整が可能だ。撮影画角は水平約131°/垂直約68°/対角約163°となる。
本体、リアカメラユニットともに両面テープでウインドウに貼りつけて固定し、電源取得はアクセサリーソケットにプラグを差し込むだけ。
配線を目立たないように処理できるのならば、ユーザー自身での装着も難しくはないだろう。
各種の設定はディスプレイに表示されるメニューと本体右側面の4つのキーでできる。項目を1つずつ選んでいくだけと使い方が簡単なので、機械が苦手な人でも扱える。
ディスプレイの下には「緊急イチ押し録画ボタン」を装備し、素早く手動録画ができるのも便利だ。
カメラの映像をチェック
本体カメラがカバーする範囲は驚くほど広く、車両前方、車両側方、室内で、全方位をカバー。
どんな方向からぶつけられてもほとんどの場合で状況を撮影でき、幅寄せや割込みなど迷惑行為も連続的に捉えられる。暴漢による乗り込みなどにも対応できるだろう。
さらにオプションの車載電源ケーブルを利用すれば駐車時に振動を検知して録画を開始し、車上荒らしや車体へのいたずらなどの監視が可能だ。
そして、リアカメラは対角163°の広角レンズにより、車両後方の状況を広く捉えられる。
車間を詰めるようなあおり運転では、車両のナンバーだけでなく相手ドライバーの顔まで特定でき、車体後部への当て逃げなども確実に撮影ができる。