デザイン新たに再出発 シトロエンC5エアクロス 2022年モデル、英で受注開始

公開 : 2022.02.16 06:05

シトロエンC5エアクロスの改良新型の受注が英国で始まりました。デザインや車載システムが変更されています。

シトロエンの人気SUV 改良でデザイン変更

2022年モデルのシトロエンC5エアクロスが英国で受注を開始した。フロントエンドの変更、テールライトの変更、インフォテインメントの改良などが行われている。価格は2万5515ポンド(約399万円)からとなっている。

グレードは「センスプラス」、「シャイン」、そして最上級の「Cシリーズ・エディション」の3種類を展開。

2022年モデルのシトロエンC5エアクロス
2022年モデルのシトロエンC5エアクロス    シトロエン

センスプラスは、改良前の「センス」に代わるグレードで、18インチアルミホイール、バックカメラ、キーレスエントリー、キーレススタート、前後パーキングセンサー、電動調整式ミラーなどが新たに標準装備される。

シャインには、アルカンターラのコンフォートシート、アクティブ・セーフティ・ブレーキ、アーバン・ブラック・インテリアスタイル、アダプティブ・クルーズコントロールを含む運転支援装備のパックが追加される。価格は2万6665ポンド(約417万円)から。

最上級のCシリーズ・エディションは2万9105ポンド(約455万円)から。このグレードは英国向けに特別に用意されたもので、ブラックのツートンルーフ、パノラマサンルーフ、電動テールゲート、スマートフォンのワイヤレス充電器が装備されている。

C5エアクロスは昨年、英国で4000台を売り上げ、シトロエンで5番目に人気のあるモデルとなった。2019年以降、累計1万6000台を販売しているという。

内外装一新 使い勝手を向上

今回の変更は、フォルクスワーゲンティグアンのライバルとして、よりプレミアムな市場をターゲットに快適性と室内空間を改善するために行われたものだ。張りのあるボディラインにより、シトロエンは堂々とした存在感を与えると述べている。

ブランドロゴはデイタイム・ランニングライトから切り離され、新しいエアインテークによってフロントの幅が広げられた。また、機能的なエアカーテンを採用し、エアロダイナミクスを向上させている。

2022年モデルのシトロエンC5エアクロス
2022年モデルのシトロエンC5エアクロス    シトロエン

リアではLEDライトクラスターが新たに採用された。また、新しいスタイリングパネル、18インチアルミホイール、グロスブラックのルーフバーが装備されている。

インテリアでは、センターコンソールを一新し、より人間工学に基づいた操作系レイアウト、再設計されたギアセレクター、PHEVモデルには走行モード選択ボタンが導入された。USBポートが2つ追加され、スマートフォンのワイヤレス充電が可能になった。

大型のタッチスクリーンでは、クライメートコントロールを含む室内の主要機能を操作でき、さらにドライバー正面には12.3インチのデジタルディスプレイが設置されている。また、C4やC5 Xに採用されている、ヒーターやマッサージ機能を備えた「アドバンスト・コンフォート・シート」も装備される。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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